19 Dec 2020

雅楽の古譜を読む:進宿徳 高麗壱越調

 


全てのパートをE Ionianで演奏させた。この曲の調は高麗壱越調で唐楽の壱越調D mixolydianが全音高くなったと解してE mixolydianと考えていたが、琵琶はE Ionianで弾いているのでこれに合わせた。

篳篥の譜がない。

これは「若舞い」とも呼ばれるそうで、「退宿徳」という曲もある。

合いの手のようなフレーズが面白い。雅楽に合いの手があったとは考えもしなかった。

Youtubeには動画がなかった。これは廃絶曲ではないと思うが。


1曲が割と長い。そして演奏するテンポがゆっくりめ。これは笛の古譜がかなり込み入ってかかれているので、これくらいのテンポにしないととても吹けないから。


14世紀位はテンポがゆっくりになって笛が込み入った感じになっていたらしい。