31 Mar 2020

Precise to Precise JP

今更ながらPreciseをPrecise JPにしてみた。ユニバーサルインストールはext4に対応していないのでFrugalでインストールしたが、結局のところ
JP版のisoから
  • initrd
  • vmlinuz
  • puppy_precise_5.7.1JP.sfs
を既存のと入れ替えてGrub4dosでmenu.lstを書き換え編集でJP版になった。

EN版の時にインストールしていたpetは保持されている。コンパイルしたwifi driverも保持されて動いている。
remove builtin packageがメニューから消えているがプロンプトからはでる。

abiwardなどbuiltin packageを削除するとSCIMが起動しなくなった。

~/.xinitrcに設定を加え、xを再起動すると動き出した。
 if [ -x /usr/bin/scim ]; then

#ここから
export XMODIFIERS='@im=SCIM'
export GTK_IM_MODULE="scim"
export QT_IM_MODULE="scim"
#ここまで

ls /tmp/scim-helper-manager-socket-root &>/dev/null || /usr/bin/scim -d
fi

参考サイト
Smart Common Input Method platform ArchLinux

xorg.confにドライバの指定をi915にすると起動しなくなる。
Xenialではi915にすると高パフォーマンスなのだが。

30 Mar 2020

ext3をext4へ変換

意外に短時間でできるし、ファイルはそのまま保存される。

参考サイト 
ext3からext4へ変換DEVの部分はパーティションをいれる。sdd1とか。 
# tune2fs -O extents,uninit_bg,dir_index /dev/DEV

変換後に整合性チェック。DEVはやっぱりパーティション。sdd1とか。
# e2fsck -fpDC0 /dev/DEV

Puppy linux XenialなのでUbuntu系統。

/etc/fstabはこんな感じでファイルシステム書くところないのだが。
none          /proc        proc     defaults               0 0
none          /sys         sysfs    defaults               0 0
none          /dev/pts     devpts   gid=2,mode=620         0 0
/dev/fd0      /mnt/floppy  auto     noauto,rw              0 0



パーティションのUUIDが変わるので、menu.lstを変更。

手動でファイルシステム修復する場合
#fsck -y /dev/DEV
DEVはパーティション。yオプションは対話形式の場合に常にyesと答えて自動で処理していくためのもの。
 

29 Mar 2020

adb

Android SDKのadbを使うためにpathを通す。

Android SDKはPreciseのために自分でsfsとして作っておいた。この中にpathを通す設定を書き込んでおくべきだった。

/etc/profile に設定するのかと思いきや最下行に個人的な設定は/etc/profile.localに書き込むとある。
そこで/etc/profile.localを作成して

export PATH=$PATH:/opt/android-sdk-linux/platform/

を書き入れ保存。シェルを再起動して

which adb
/opt/android-sdk-linux/platform/adb

でpathが設定された。

27 Mar 2020

Frescobaldi on xenialpup

パッケージマネージャでfrescobaldiを検索して依存パッケージと共にダウンロードする。
これとは別にpython3-sipのdebパッケージを単独でダウンロードしておく。フォルダは同じ。

Puppy linux 日本語フォーラム debをsfsに変換するスクリプトにあるスクリプトをダウンロードして上記のフォルダへ入れ実行権限を与える。
そのフォルダで

# ./pkg.sh Frescobaldi-2.18.1.sfs ./*deb

としてsfsを作成し、homeへ移動してロードする。
  • python3-sipがないと起動できないのでこれもダウンロードしてパッケージに含めておく。
  • 開発用dev.sfsをロードしておかないと起動できない。


##############################################

Musescoreも同様の方法でsfs化したが起動しない。画面の大きさを取得するところまで行っている様子。
以前から使っているLucidは起動はするが鳴らない。appImageも起動しない。

freeのweb notaterでFlatというのがある。これでOKか。

MT7601Usta wifi driver 設定 Puppy linux Xenial(Ubuntu16) 日本語版

Puppy linux 日本語フォーラムにあるXenialPup 7.5日本語化版シンプルからダウンロードしたものにAliexpressで買ったusb wifiアダプタを認識させて使用する手順。

XenialはUbuntu 16なのでドライバは初めから内蔵されているそうだが、見当たらない。rt2800を使う方法は上手くいかなかった。

Ubuntu forum how to get wifi adapter ralink mt7601u workにあった方法で動いたのでメモ。

まずMediaTekからMT7601Uのドライバのソースをダウンロードして展開。

/DPO_MT7601U_LinuxSTA_3.0.0.4_20130913/include/os/rt_linux.h
内の次の箇所(l. 282-283)をコメントアウトして書き足し。

typedef struct _OS_FS_INFO_
{
//int fsuid;
//int fsgid;
kuid_t fsuid;
kgid_t fsgid;
mm_segment_t fs;
} OS_FS_INFO;

/DPO_MT7601U_LinuxSTA_3.0.0.4_20130913/os/linux/config.mk
内の225行目の後に書き足し。

WFLAGS += -Wno-error=date-time

usb adapterを抜いてコンパイル
# make
# make install

挿して
# modprobe mt7601Usta

再起動してインターネット接続ウィザードのFrisbeeで設定。
Boot Manager ブートアップの設定のモジュール->ブラックリストの中にmt7601Ustaが見える。

26 Mar 2020

Puppy linux x86 32bit

Ubuntu
  • Bionic 8.0 273 MB
  • Xenial 7.5 325 MB メインメモリ:1GB(7.x系)
  • Tahrp 6.0.5 205 MB  メインメモリ:768MB(6.x系)
  • Precise 5.7.1 JP 134 MB  メインメモリ:256MB(5.x系)
  • Precise 5.7.1-retro 200.4 MB
Dell vostro 220s 2008年発売
Intel Core2Duo 2.8GHz
RAM 3079MB
BIOSはuefiではない。

Puppy linux 日本語フォーラムーパピーの最新版はどれですか?
によるとTahrpupにはnon-pae版がある。Xenial32bitはnon-pae。

推奨環境の例 Puppy Linux-Wikipedia tahrpup 6.0.5 CE の場合。
  • プロセッサ: 1GHz Pentium4
  • メモリ: 768MB
Release-Puppy Linux blogによるXenialの動作環境
Minimum System Requirements: 1000MHz CPU 768MB RAM
Recommended: 1600MHz 1gb RAM

Which puppy linux is best for you ?ここによると7世代が良いらしい。USB2.0だったら6世代も良し。

Tahrpup6.0.5noPAEを試してみたが、再起動後にはXを再設定すると固まるし、サウンドカードの設定ができない。USB tetheringも有効にできない。初回のCDboot時は良いのだが。

Puppy linux日本語フォーラムにXenial32bitの日本語化版がある。

既に入っているPreciseと異なるUSBメモリにFrugalインストールしてhdaのMBRにGrub4dosをシンプルメニューオプションで書き込んだ。rootの設定はGpartedで確認してuuidに変更。PreciseとXenialのデュアルブートにしようと思うが、Xenialの方がCDがないと起動してこない。

Xenialの個人保存ファイルはフォルダが基本らしい。
apulse:pulseaudioを擬似的に再現しているものを最初から含んでいる。サウンドカードの設定はAlsa。 auto-muteがenableになっていると音がでない。

Xorgの設定はドライバをi915にして設定するとハードウェア情報のGPU drawingのベンチマークが最高になる。

ファイルシステムがext3からext4へ変換できるらしい。ファイルは保存されたまま。

MBRへGrub4dosを書き込んだが、MBRをみるとWeeとGrub4dosが入っている。そこで

# dd if=/dev/zero of=/dev/DEV bs=512 count=1
 
ここのDEVはパーティションじゃなくてsddとか。こうするとパーティション構造の情報が消えてしまう。
Testdiskで復旧してみたもののFATになってしまって文字化け。
 
# dd if=/dev/zero of=/dev/DEV bs=446 count=1 
 
参考サイト
446まで書き込むようにすればパーティションは守られる。
 
USBメモリへのインストールをユニバーサルインストーラーで行ってもやはりCD無しでは起動しない。
エラーログを見てみたところsda1上のSFSを探しに行っている。sdc1にインストールしたので見つからなくて当たり前なのだが、
Grub4dosへの設定を行ってもやはりsda1にしか探しにいかない。
 
そこでUSBメモリの差し込む場所を変えて、Biosでbootの順番を変えてみたところ、あっさり起動した。 
syslinuxは必要だったのか?未確認。
ユニバーサルインストーラーでUSBメモリへインストールするときはUSBメモリ内にフォルダを作らないでインストールされる。
これがFrugalと異なるところか。

参考サイト
USBメモリにインストール Puppy Linuxで爆速ライフ

menu.lstをいじりすぎて起動時にメニューが出なくなったので再度Grub4dosで作り直し。
Preciseの方もこれでブートできる。起動が速くなった。 
 

25 Mar 2020

伎楽譜

仁智要録 (12巻に妓楽譜がある。)
  • 国立公文書館でデジタルアーカイブとして公開されている。仁智要録全12巻きっちり揃っている。羽塚啓明蔵本は拍子符号が無いらしい。
  • 宮城県図書館にも仁智要録12巻まであるがネット上に公開されていない。
  • 宮内庁書陵部では11巻までデジタル化して公開されている。


伎楽譜
  • 国立公文書館には伎楽竜笛譜(請求番号:199-0143)が公開されている。徐禎完『「伎楽」追跡考ー『妓楽龍笛譜』小考ーに詳しく書かれている。林謙三「伎楽曲の研究」(南都仏教と『雅楽 』ー古楽譜の解読ー音楽之友社に収録)に楽曲の詳説がある。師子曲は次の懐中譜と同一らしい。


 懐中譜(龍笛用)
  • 国立公文書館のデジタルアーカイブに2点懐中譜がある。1方は1793年の写本。龍笛用の懐中譜には獅子がある。林謙三『雅楽 』ー古楽譜の解読ー音楽之友社で書かれている娯楽曲。

天感楽外娯楽譜が宮内庁書陵部にある。デジタル化されていない。林謙三『伎楽曲新考ー二系の伎楽ととくに秘曲師子についてー』に詳しい。



国文学資料館のデータベースでは国立公文書館、東京国立博物館のデータはヒットしない。
東京国立博物館では篳篥用の懐中譜がデジタルで公開されている。画像が分割されているのでダウンロードに適さない。
宮内庁書陵部にあるのは琵琶用の懐中譜がある。その画像へのリンクもあって東大史料編纂所で公開されている。 Hi-cat plusの方に書陵部の楽譜が多くある。只調子と延調子に分けて編集されている龍笛譜がある。他に笙用の懐中要録譜とか梁塵秘抄口伝集巻十 とか。
データベース選択画面充実してる。

雅楽研究所「研楽庵」ー伎楽21(再興1) で伎楽について触れられている。


伎楽調度は6世紀にもたらされた。伎楽曲と舞は7世紀に。伎楽には獅子が含まれているので、獅子舞曲の源流を見てみようと調べている。論文が幾つか書かれていて5線譜になっている。雅楽は原曲の4倍から16倍遅く演奏されている。その方針で5線譜化されているようなので音価を修正した。それを原典を見て確認してみようというわけ。

ミトラス教と獅子

国会図書館で伎楽関係の資料を検索していたところ、『古代オリエント』雑誌NHK学園の中の記事に「正倉院伎楽面とミトラス教 / 小川英雄」というのを見つけた。

ミトラス教:Wikipedia

神官職にペルシア人 ペルセスとある。ペルセウスというのがギリシャ、ローマ神話で出てきたと思うが、これと関係あるのか?
そしてレオ。獅子の仮面を着けるとある。ページには獅子頭神の写真が載っている。身体は人間で翼と蛇の尾 がある。ハチミツを溶いた水をお清めに使う。メリクリススという戒名があり、それはハチミツを注がれた者という意味らしい。そしてレオの守護星は木星ユピテル。他にも惑星の名前や曜日に似ている名称が出てくる。おもしろすぎる。
ユピテル=ジュピター=木星、木曜日
ミリス=マルス=火星、火曜日
メリクリスス=メルクルディ=水曜日
花嫁がニュンフス=ニンフ=妖精、守護星が金星
父=パーテル=パドレ=父、守護星土星サートゥルヌス=サターン

合成獣キマイラ/キメラとレオを関係あるのか?身体が人から獣に変わるとキメラになるのか。

信者が男性中心で女人禁制だったというのが仏教っぽい。吉田神道以降の神道っぽい。入信儀式ってフリーメイソンの儀式っぽい。

4 Mar 2020

三重県四日市箕田流獅子舞譜共有リンク

IMSLPにも投稿してあるが、今回アップしたものはブロックされているので、こちらでも公開することにした。
三重県四日市市阿倉川は江戸時代に日本全国を回壇していた伊勢太神楽の本拠地だった。
その伊勢太神楽はこの地域で行われていた獅子舞を学んで独自に工夫を加えてできあがったものらしい。
この地域には大きく分けて4つの流派がある。それらは隣の鈴鹿市を本拠地としている。稲生流、山本流、箕田流、中戸流。この内楽曲構造が最も凝っているのが箕田流であり、原曲は同一と思われるが各地域で継承されている実演は結構異なっている。それらは楽譜を用いずに見よう見まねで伝承されており、科学のメスがいれ辛かった。昨今のスマホの発達によって動画の撮影が容易になり、Youtubeに投稿される例も増えた。それら動画や地域による保存用のビデオから採譜して五線譜に表したものがリンク先のpdfファイルである。それらは公益のためなら無料で無断で使用できる。採譜者の名前は残すようにして欲しい。