31 Jul 2024

神舘飯野高市本多神社

 神社検索より


主》天照大御神,《配》豊宇気毘売神 -> 神明宮 お伊勢さん

高御産巣日神 -> 出雲信仰?

蛭子神,事代主神 -> 蛭子信仰

大国主神 -> 出雲信仰

猿田彦神 -> 庚申信仰

宇加之御魂神,大宮能売神 -> 稲荷信仰

菅原道真 -> 天神

速玉男神,伊邪那美神,予母都事解男神 -> 熊野信仰

大山咋神 -> 山王信仰?

市寸島比売神 -> 厳島信仰

大年神 -> 山王信仰?

建速須佐之男神 -> 牛頭天王

品陀和気神 -> 八幡大菩薩

天之児屋根命 -> 春日信仰 藤原氏の祖神

木花佐久夜比売神,大山津見神 -> 富士信仰

本多忠統

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神館、飯野、高市の三社を合祀、神館飯野高市神社と称し、俗に神戸総社と呼称した。

近世は神館大明神又は神館明神と書かれている。

明治四一年、村内の蛭子神社以下五社を合祀し、「神館飯野高市神社」と単称し、別に「神戸総社」と謂うに至った。

昭和に城主以下の崇敬が篤かった縁由により、本多神社も合祀された。

江島若宮八幡神社

 神社検索より


《主》大鷦鷯命(仁徳天皇),品陀和気命,息長帯比売命 -> 八幡神

《合》建速須佐之男命,稲田姫命-> 牛頭天王 頗梨采女

建速須佐之男命,大己貴命,軻遇突智命 -> 唐土明神?

大己貴命 -> 出雲信仰

軻遇突智命 -> 秋葉権現

豊受姫命 -> 伊勢神宮外宮 神明宮 お伊勢さん または 稲荷信仰

多紀理比売命,市寸島比売命,多岐都比売命 -> 宗像三女神

大山祇命 -> 三島大明神

猿田彦命 -> 庚申信仰

級長津彦命,級長津姫命 -> 風の神 龍田大社

菅原大神 -> 天神

人丸大神 -> 柿本大明神 学問、防火


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神功皇后(息長帯比売命)、応神天皇(品陀和気命)、仁徳天皇(大鶴鷯命)を主祭神に、17の神々を祭る

都波岐奈加等神社

 神社検索より


《主》猿田彦大神 -> 庚申信仰

中筒之男命 -> 住吉三神

天椹野命 -> 中跡直らの祖


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824-834(天長)空海が獅子頭を2個奉納。

中筒之男命に中跡神社、猿田彦に都波岐神社と社号を設定した。

30 Jul 2024

三宅神社 国府

 神社検索より


《主》国常立之命,大穴牟遅命 -> 木曽御嶽山 王御嶽座王権現

泉事解男命,伊邪那岐命,伊弉冉命,速玉男命 -> 熊野権現

綿津見命 -> 綿津見三神

誉田別命 -> 八幡神、八幡大菩薩

軻遇突知(かぐつち),命奥津彦命,奥津比売命 -> 竈3神、久那土神

神日本磐余彦命 -> 鵜戸権現?

罔象女神 -> 水の神

菅原道真 -> 天神

猿田彦命 -> 庚辰信仰

若狭比売命 -> 遠敷明神

天照皇大神 -> 伊勢信仰

木花咲久耶姫命,大山祇命 -> 富士信仰

須佐之男命 -> 牛頭天王

市杵島姫命 -> 厳島信仰

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江戸時代には[惣社明神]と通称


久留間神社 勝速日神社

神社検索、式内社の調査より



久留真神社

《主》大己貴尊 -> 大國魂神社?出雲信仰

《配》須世理姫命

漢織姫命 -> 織物の神

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雄略帝の頃に創始。
元は伊勢の森(現在の白子・御殿町一帯)で出雲の2神を祭っていた。
5世紀 雄略帝の頃に呉より機織りが導入され、その神を合祀した。
1634(寛永11)現在の場所へ移転。この時勝速日神社と分かれた。
江戸時代は「福徳天王社」「春日」「勝手明神」と称していた。
1821(文政4)『福徳天王久留眞神社』から『福徳之宮・久留眞神社』と社号を改称

大国主は福大黒さまとして親しまれ、漢織姫尊は福徳の車の女神として女性の守護神として尊ぱれた。
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元は福徳天王社なので、仏教系。
大己貴尊と須世理姫命は伊勢参宮名所図会では触れられていない。
千葉県の白子神社の祭神は大己貴尊である。
430 仁徳帝が南朝から織物の職人を呼びよせ、渡来した。

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勝速日神社

《主》正勝吾勝勝速日天忍穂耳命 -> 勝手大明神 奈良吉野の勝手神社の主神 元は愛鬘命

《合》天御蔭命 -> 御上神社
素盞嗚命,稲田姫命 -> 牛頭天王、頗梨采女
武甕槌命,経津主命,天児屋根命,天美津玉照比売命 -> 春日信仰

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八重賀岐神社では牛頭天王と頗梨采女を祭っていた。
1634 創建。福徳天王社の移転に伴い、氏子が2つに別れ、「八重垣神社」と「勝手明神」を遷して1社とし、現在の地に勝速日神社を作った。

1688-1703(元禄)勝手明神を主神とし他を椙殿の神とし、勝手大明神と称した。
1671(寛永11)紀州藩の指示によって社地を移転以降、現在地に奉祀し勝手神社と称した。
1908(明治41)春日神社他附近の小祀6社を合祀
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福徳天王社(八重垣神社)、勝手明神、春日の信仰があり、福徳天王社を移転した際に、氏子が南北に分かれ、北側の氏子が牛頭天王と勝手明神を合祀し、社殿を創建。その後春日信仰を合祀した。
八重垣神社と改称したのは神仏分離令のためではないか。

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伊勢参宮名所図会(1797)の説明文
栗真神社 白子の町と庄 式内 祭神 呉服部織姫といへども説来詳
今は勝手大明神と云う◯大宝天皇社祭神素戔嗚尊◯青龍寺高田流東願寺来る◯春日大明神社以上記召   在り   久留真庄と言ひて札の次の南なり

深田神社

神社検索、式内社の調査より

《主》豊宇迦能売命  ->  伊勢神宮外宮
《合》素盞雄命  ->  牛頭天皇 津島信仰
保食神  ->  稲荷信仰 or 伊勢神宮外宮
五男三女神  ->  八王子権現
誉田別天  ->  八幡信仰 八幡大菩薩
大物主命  ->  金比羅大権現
伊弉冊尊,火産霊命  ->  愛宕権現
伊弉諾尊 -> 熊野権現
宇迦之御魂神  ->  稲荷信仰

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江戸時代は「神明」「神明宮」と称していた。

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神明宮と称していたので、伊勢信仰の影響があるか。

29 Jul 2024

信仰まとめ

  • 天白信仰
    本州のほぼ東半分にみられる民間信仰
    鈴鹿市東玉垣町彌都加伎神社の境外社の天白神社の配神は宗像三女神:奥津島比賣命、狭依比賣命、多岐都比賣命

  • 諏訪信仰
    長野県の諏訪湖周辺4か所にある神社を中心とした信仰
    建御名方神、八坂刀売神

  • 八幡神
    誉田別命(=応神天皇、八幡大菩薩)、比売神(=宗像三女神)、神功皇后、仲哀天皇、武内宿禰、玉依姫命、仁徳天皇(大雀命、大鷦鷯命)

  • 住吉三神
    大阪市住吉区の住吉大社に対する信仰
    底筒男命、中筒男命、表筒男命、息長帯姫命

  • 紀伊三神
    和歌山県伊太祁曽神社に対する信仰
    五十猛命(=大屋毘古神)、大屋都姫命、都麻津姫命

  • 稲荷神
    京都市伏見区深草にある伏見稲荷大社が日本各所にある神道上の稲荷神社の総本宮
    渡来人であった秦氏の氏神的稲荷信仰をもとに、秦氏の勢力拡大に伴って伏見稲荷の信仰圏も拡大されていった。神仏分離前は仏教の夜叉である荼枳尼天を祭っていた。正体は雌のジャッカルで農耕神。日本では孤とされた。
    宇迦之御魂神、倉稲魂命、豊宇気毘売命、保食神、大宣都比売神、若宇迦売神、御饌津神
    佐田彦大神(猿田彦)、大宮能売大神

  • 伊勢信仰
    お伊勢さん
    天照大御神(内宮)、豊受大御神(外宮)

  • 三島大明神
    愛媛県今治市大三島町宮浦にある
    大山積神

  • 天神信仰
    天神(雷神)に対する信仰のことである。特に菅原道真を「天神様」として畏怖・祈願の対象とする神道の信仰
    菅原道真(=実道権現)

  • 庚申信仰(こうしんしんこう)
    道教の「三尸説(さんしせつ)」をもとに、仏教、特に密教・神道・修験道・呪術的な医学や、日本の民間のさまざまな信仰(民間信仰)や習俗などが複雑に絡み合った複合信仰。
    四天王寺庚申堂(してんのうじこうしんどう)は、大阪府大阪市天王寺区堀越町にある四天王寺の境外堂宇
    庚申社は福岡県直方市山部にある神仏習合で祀る神社
    猿田彦(=青面金剛(しょうめんこんごう))

  • 富士信仰
    富士山本宮浅間大社の信仰
    木花之佐久夜毘売命、瓊々杵尊、大山祇神(大山津見神)

  • 綿津見三神
    海神
    福岡県福岡市東区志賀島にある志賀海神社が総社。安曇氏が祭る神
    底津綿津見神、中津綿津見神、上津綿津見神

  • 宗像三女神
    宗像大社(福岡県宗像市)を総本宮とする。鈴鹿市東玉垣町の彌都加伎神社では境外社の天白神社の配神を宗像三女神としている。
    田心姫神、湍津姫神、市杵島姫神

  • 厳島神社
    広島県廿日市市の厳島(宮島)にある神社
    市杵島姫命を祀る社殿を創建したことが始まり。
    市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命

  • 勝手大明神
    奈良県吉野郡吉野町にある勝手神社の信仰
    元は愛鬘命(受鬘命)、現在は天忍穂耳命

  • 竈三神、久那土神
    山梨県金桜神社における金峯山を御神体とする信仰など。
    軻遇突知(かぐつち),命奥津彦命,奥津比売命

  • 遠敷明神
    福井県小浜市にある若狭彦神社の信仰
    上社:若狭彦神社、下社:若狭姫神社
    彦火火出見尊、豊玉姫命(乙姫)

  • 龍田大社
    風の神
    奈良県生駒郡三郷町立野南にある
    天御柱命=級長津彦命、級長戸辺命=級長津姫命

  • 柿本大明神
    兵庫県明石市人丸町にある柿本神社
    柿本大明神とも称される柿本人麻呂を祭る

  • 山王信仰
    日吉大神
    比叡山麓の日吉大社(滋賀県大津市)より生じた神道の信仰
    大山咋神、大物主神又は大国主神

  • 蛭子信仰
    えびす神社 ヒルコまたは事代主を祭る。
    えびす神社の総本社
    えびす大神(蛭児命)、事代主

  • 豊辺津比売命?

  • 大石明神(大岩明神)
    三重県伊賀市一之宮にある敢國神社の大石社の信仰でこれが元か(Wikipedia: 敢國神社)。
    元々は阿閇氏(敢氏/阿閉氏)の氏神:敢国津神
    明治以降は大彦命、少彦名命(秦氏によって祭られる)、金山比咩命

  • 池田宮
    長野県長野市にある玉依比賣命神社
    <主>玉依比賣命、<合>天照皇太神、建御名方富命、素戔鳴命

  • 鹿島神
    茨城県鹿嶋市鹿島神宮の主神武雷命を言う。
    武雷命

  • 天石門別神
    京都府福知山市大江町佛性寺にある天岩戸神社
    元伊勢三社のうちの一社
    櫛御毛奴命、または櫛岩窓戸命(櫛石窓神)、豊岩窓戸命(豊石窓神)

  • 第六天魔王(他化自在天)
    千葉県香取市にある山倉大神が総社。元第六天王社
    中世には、神仏習合により、神世七代の六代目であることから、仏教における、欲界の六欲天の最高位である第六天魔王の垂迹であるとされ、特に修験道で信奉された。
    明治の神仏分離により、第六天魔王を祀る寺の多くは神社になった。
    面足命,惶根神
    高皇産霊神を祭神にしている例がある(墨田区高木神社)

  • 道祖神、道俣神
    久那斗神、八衢比古神、八衢比売神

  • 稲田神社 島根県仁多郡奥出雲町にある。ここでは大山祗命が配神となっている。
    稲田比売命、奇稲田姫命 

  • 鹽竈信仰
    宮城県塩竈市にある鹽竈神社がそう本宮
    塩土老翁神

権現まとめ

  •  Wikipedia: 権現
    明治の神仏分離令によって祭神を神道の神に変更した例が多い。上記リンクに列挙されている権現の内、置換された神道の神の名前があるものを下記にまとめた。


  • 春日権現、春日大明神
    春日大社の信仰
    武甕槌命(たけみかづち)、経津主神、天児屋命、比売神

  • 愛宕権現
    愛宕山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神号。神仏分離・廃仏毀釈が行われる以前は、愛宕山白雲寺から勧請されて全国の愛宕社で祀られた。
    イザナミを垂迹神、本地は地蔵菩薩とする。全国の愛宕社の多くは、若宮(太郎坊大権現)に祭られていたカグツチを初めとする神々を祀る神道の愛宕神社となっている。
    イザナミ、カグツチ、ハニヤス

    京都市右京区嵯峨愛宕町にある愛宕神社 総本社
    神仏習合時代は愛宕権現を祀る白雲寺
    火伏せ・防火

    伊弉冉尊、埴山姫神、天熊人命、稚産霊神、豊受姫命

  • 秋葉権現
    秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神号。火難除けの神慶応4年(1868年)の神仏分離・廃仏毀釈は各地の秋葉権現も対象となった。
    火之迦具土大神

  • 熊野権現
    熊野三山に祀られる神
    家津美御子(スサノオ)、速玉(イザナギ)、牟須美(ふすび、むすび、または「結」とも表記)(イザナミ)
    伊邪那岐神,事解之男神
    伊弉冉尊、速玉男命、事解男命

  • 金毘羅権現
    香川県琴平町の象頭山に天竺から飛翔し鎮座した山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神
    大物主、崇徳天皇(1165から合祀)

  • 蔵王権現
    インドに起源を持たない日本独自の仏で、奈良県吉野町の金峯山寺本堂(蔵王堂)の本尊
    安閑天皇、大己貴命、少彦名命、国常立尊、日本武尊 、金山毘古命

  • 鈴鹿権現
    元は鈴鹿峠の東側に位置する三子山(鈴鹿嶽、武名嶽、高幡嶽)を神体山として中央の峰に瀬織津姫、左右の峰にそれぞれ伊吹戸主と速佐須良姫の3神が祭祀されていた。
    瀬織津比売神、気吹戸主神、速佐須良比売神(片山神社)

  • 清瀧権現
    京都市伏見区所在の真言宗醍醐派総本山、醍醐寺の守護女神
    大綿津見神、大山咋神、瓊瓊杵尊、大山祇神

  • 根津権現
    江戸時代には山王神道の権現社であった根津神社の神
    須佐之男命、大山咋神(山王大権現)、誉田別命(八幡大菩薩)

  • 白山権現
    白山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神
    伊弉冊尊(イザナミ)、菊理媛

  • 八王子権現
    近江国牛尾山(八王子山)の山岳信仰と天台宗・山王神道が融合した神仏習合の神。日吉山王権現もしくは牛頭天王(ごずてんのう)の眷属である8人の王子を祀った。神仏分離・廃仏毀釈が行われる以前は、全国の八王子社で祀られた。
    多紀理毘売命、市寸島比売命、多岐都比売命、正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命、天之菩卑能命、天津日子根命、活津日子根命、熊野久須毘命

  • 山王権現(山王信仰)
    日枝山(比叡山)の山岳信仰と神道、天台宗が融合した神仏習合の神である。天台宗の鎮守神。日吉権現、日吉山王権現とも呼ばれた。
    大山咋神、大物主神又は大国主神

  • 鵜戸権現
    宮崎県日南市にある鵜戸神宮(うどじんぐう)にあった信仰
    日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊、大日孁貴、天忍穂耳尊、彦火瓊々杵尊、彦火々出見尊、神日本磐余彦尊

  • 深淵権現
    高知県香南市野市町西野にある深淵神社の信仰
    江戸時代は「深淵権現」「十禅師権現」と称していた。

天白信仰についてchat gptに尋ねた

天白信仰(てんぱくしんこう)は、日本の民間信仰の一つで、主に農業や天候に関連する神を祀る信仰です。この信仰は、特に中部地方や関西地方を中心に広がっています。

### 天白信仰の概要

1. **天白神(てんぱくのかみ)**
   - 天白信仰の中心となる神は天白神で、一般には「天白さん」と呼ばれます。天白神は、農業の神、特に稲作に関する神として信仰されています。また、天候を司る神としても崇められ、雨乞いや豊作祈願の際に祀られます。

2. **祭神**
   - 天白神は、白龍や蛇の姿で表現されることが多く、これは水神としての性質を強調するものです。天白神が龍神や蛇神と同一視されることが多く、特に水の神として信仰されることが多いです。

3. **信仰の広がり**
   - 天白信仰は、主に中部地方(愛知県、岐阜県、長野県など)や関西地方(大阪府、兵庫県など)で盛んです。これらの地域では、天白神社や天白社と呼ばれる神社が多数存在し、地元の農業信仰の中心となっています。

4. **祭りと行事**
   - 天白信仰に関連する祭りや行事には、雨乞いの儀式や豊作祈願の祭りが含まれます。例えば、愛知県の一部地域では、天白神社で毎年農業に関連する祭りが行われ、地域の農民たちが豊作を祈願します。

5. **信仰の歴史**
   - 天白信仰の起源は明確ではありませんが、古代から中世にかけて農業の重要性が増す中で、水神や農業神としての天白神が広く信仰されるようになったと考えられています。また、天白神は地元の守護神としても信仰され、地域社会の結束を強める役割を果たしてきました。

### 天白信仰の特徴
- **農業神**:稲作や農業の神として、豊作祈願や農作物の保護を祈る対象となります。
- **水神**:水を司る神として、特に水不足の際には雨乞いの対象となります。
- **地域密着**:特定の地域で深く信仰され、その地域の文化や習慣に根ざしています。

### 代表的な天白神社
- **天白神社(愛知県名古屋市)**
  - 名古屋市天白区にある神社で、天白信仰の中心地の一つです。

- **天白社(岐阜県各務原市)**
  - 岐阜県にある天白神社の一つで、地域の農業信仰の拠点となっています。

### 参考文献
- **「日本の神々 - 神社と聖地」**:谷川健一編
  - 全国の神社や信仰について詳述されており、天白信仰についても記述があります。

- **「神道辞典」**:国学院大学日本文化研究所編
  - 神道に関する用語や信仰の解説が収められており、天白信仰についての基本的な情報が得られます。

これらの文献は、天白信仰の詳細な背景や特徴を理解するのに役立ちます。

権現とは?Chat gptに尋ねた

「〇〇権現(ごんげん)」と呼ばれる神は、神仏習合の時代において、仏教の影響を受けた神道の神々です。権現とは、仏教における菩薩や如来が日本の神の姿を借りて現れるという考え方に基づいています。以下に代表的な権現を列挙します。

### 代表的な権現
1. **熊野権現(くまのごんげん)**
   - 主祭神:熊野三山の三社(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に祀られている神々(伊邪那岐命、伊邪那美命、素盞嗚命など)。

2. **日光権現(にっこうごんげん)**
   - 主祭神:日光東照宮の徳川家康(東照大権現)や二荒山神社の大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命。

3. **白山権現(はくさんごんげん)**
   - 主祭神:白山比咩神社の菊理媛命(くくりひめのみこと)、伊邪那美命、大己貴命。

4. **金比羅権現(こんぴらごんげん)**
   - 主祭神:金刀比羅宮の大物主神(おおものぬしのかみ)、崇徳天皇(すとくてんのう)。

5. **浅間権現(あさまごんげん)**
   - 主祭神:浅間神社の木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)。

6. **八坂権現(やさかごんげん)**
   - 主祭神:八坂神社の素盞嗚尊(すさのおのみこと)。

7. **天神権現(てんじんごんげん)**
   - 主祭神:菅原道真(すがわらのみちざね)。天満宮などに祀られる。

8. **厳島権現(いつくしまごんげん)**
   - 主祭神:厳島神社の市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。

9. **春日権現(かすがごんげん)**
   - 主祭神:春日大社の武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)。

10. **五所権現(ごしょごんげん)**
    - 主祭神:五所神社の大山祇命、事代主命、速玉男命など。

### 権現信仰の背景
権現信仰は、平安時代から鎌倉時代にかけて盛んになり、日本の神々が仏教の仏や菩薩の化身として現れるという思想が広がりました。この考え方により、日本古来の神々が仏教的な要素を取り入れ、神仏習合の形で信仰されるようになりました。明治時代の神仏分離令により、多くの権現は純粋な神道の神として再定義されましたが、権現という呼び方は今でも一部の神社で使用されています。

続いて権現の列を挙げてもらった。

以下に、「〇〇権現」と呼ばれる神々を、上記で挙げたもの以外で列挙します。ただし、「全て」を挙げることは難しいため、代表的なものを追加で挙げます。

### 追加の代表的な権現
1. **青龍権現(せいりゅうごんげん)**
   - 主祭神:青龍(せいりゅう)、東方の守護神。

2. **金剛権現(こんごうごんげん)**
   - 主祭神:金剛蔵王菩薩(こんごうざおうぼさつ)。奈良県の吉野山金峯山寺に祀られる。

3. **愛宕権現(あたごごんげん)**
   - 主祭神:伊弉冉尊(いざなみのみこと)。愛宕神社に祀られる火防の神。

4. **金時権現(きんときごんげん)**
   - 主祭神:坂田金時(さかたのきんとき)、別名金太郎。静岡県の金時山に祀られる。

5. **弁財天権現(べんざいてんごんげん)**
   - 主祭神:弁才天(べんざいてん)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。

6. **龍神権現(りゅうじんごんげん)**
   - 主祭神:龍神(りゅうじん)。龍神信仰がある地域に祀られる。

7. **箱根権現(はこねごんげん)**
   - 主祭神:箱根大神(はこねのおおかみ)。神奈川県の箱根神社に祀られる。

8. **蔵王権現(ざおうごんげん)**
   - 主祭神:蔵王権現(ざおうごんげん)、金剛蔵王菩薩。奈良県の金峯山寺や宮城県の蔵王山などに祀られる。

9. **長谷権現(はせごんげん)**
   - 主祭神:十一面観音(じゅういちめんかんのん)。奈良県の長谷寺に祀られる。

10. **妙見権現(みょうけんごんげん)**
    - 主祭神:妙見菩薩(みょうけんぼさつ)。妙見信仰に基づく神社に祀られる。

11. **玉前権現(たまさきごんげん)**
    - 主祭神:玉依姫命(たまよりひめのみこと)。千葉県の玉前神社に祀られる。

12. **鞍馬権現(くらまごんげん)**
    - 主祭神:毘沙門天(びしゃもんてん)、千手観音(せんじゅかんのん)、護法魔王尊(ごほうまおうそん)。京都の鞍馬寺に祀られる。

### 参考文献
- 「神道辞典」:国学院大学日本文化研究所編
- 「神仏習合の研究」:村上重良著
- 「日本の神々 - 神社と聖地」:谷川健一編

これらの参考文献は、権現信仰や神仏習合の詳細な背景と事例を提供しています。

28 Jul 2024

久々志彌神社

 神社検索より


《主》菊理媛神 -> 白山比咩神 白山権現 白山信仰

《配》伊邪那岐神,事解之男神 -> 熊野信仰

大己貴命、少名毘古那神 -> 蔵王権現

稚産霊神,豊宇賀能売命 -> ?

保食神 -> 稲荷信仰

国之水分神 -> 水の分配を司る神

品陀和気命 -> 八幡信仰 八幡神 八幡大菩薩

天児屋根命 -> 藤原氏の祖神

天照皇大御神 -> 伊勢神宮内宮 神明宮 お伊勢さん

大山咋神 -> 山王神道 山王権現

木花佐久夜毘売神、大山津見神 -> 富士信仰

猿田彦神 -> 道祖神

須佐之男命 -> 牛頭天王

石凝姥命 -> 鏡作神 鋳物の神・金属加工の神

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古くは福住大明神と呼ばれた。

1908(明治41)他の村社、無裕行等二七社を合祀

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愛宕権現修験道によって開かれた。火伏せ・防火に霊験のある神社として知られ、「火迺要慎(ひのようじん)」と書かれた愛宕神社の火伏札が知られている。

神仏分離によって白雲寺は愛宕神社となった。

伊弉冉尊、埴山姫神、熊人命、稚産霊神、豊受姫命を祭る。

猿田彦を祭ったのは御霊会の獅子舞を行う様になってからか。

小川神社 春日神社 春日稲荷神社 濱田神社 

神社検索より


小川神社 若松中

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《主》弥都波能売神 -> 灌漑用水の神格 イザナミがカグツチを生んだ祭に尿から生まれた。

《合》宇気母知神 -> 保食神 稲荷信仰

大国主神 -> 大己貴命 蔵王権現?

木花佐久夜毘売命,迩迩芸命,大山津見神 -> 富士権現

天児屋命 -> 春日信仰 藤原氏の祖神

市寸島比売命 -> 八王子の1人 津島信仰

伊邪那美命、菊理比売命 -> 白山信仰 白山権現 菊理比売命は白山比咩神と同一。

天照大御神 -> 伊勢神宮内宮 神明宮 お伊勢さん

迦具土神 -> 秋葉権現

品陀和気 -> 八幡信仰 八幡大菩薩 八幡神

瀬織津比売命 -> 祓い清めの神

上津綿津見命,中津綿津見命,底津綿津見命 -> 綿津見三神 海の神 阿曇連の奉斎する神

大山咋命 -> 山王神道 山王権現

宇加之御魂神 -> 稲荷信仰

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大正年間の神社明細帳所収の由緒略記より

809(大同4)祭神水波能女命

延喜式内社。古くは春日明神と呼ばれていた。

1907(明治40)村内の神社を合祀

1909(明治42)村内の神社を合祀、村社に列する。

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神仏分離令によって修験道に基づく白山権現は廃社となった。

白山信仰は白山に基づく山岳信仰

住吉三神も綿津見三神同様海の神。

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春日神社 南若松

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《主》天児屋命 -> 春日信仰 藤原氏の祖神

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1786(天明6)にはすでにあった。

1814(文化11)に造営された。(社紀)春日神社の分神を祭った時に獅子舞が始められたと伝承がある。

1908(明治41)南若松の小川神社へ合祀された。

1951(昭和26)氏子の総意により元の鎮座地へ分祀された。



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春日稲荷神社 若松西

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《主》瓊瓊杵尊、山津見命 -> 富士権現

天之児屋根命 -> 藤原氏の祖神 春日信仰の1神

品陀別尊 -> 八幡信仰

保食神 -> 宇迦之御魂神 稲荷信仰

《合》

彦魂神 -> 彦御子神?阿蘇氏の祖神

素盞雄命 -> 牛頭天王(忠太社)

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1909(明治42)に中若松地内の忠太社と、当社境内社とを合祀。

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濱田神社 若松北

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《主》天児屋命 -> 春日信仰 藤原氏の祖神(春日神社の主神)

《合》素戔雄命, -> 牛頭天王(忠太社の主神?)

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もと春日神社と忠太社のニ社が若松地内に各々鎮座していた。忠太社の創祀は詳かでないが、春日神社は南若松町の小川神社に所蔵する棟札によると、天明六年(一七八六)には鎮座していたことがわかる。また社紀によれば、文化一一年(一八一四)に造営したと伝える。

1909(明治42)に春日神社は小川神社へ合祀される。

1911(明治44)に忠太社は春日稲荷神社へ合祀される。

1951(昭和26)浜田地区民の熱望により両社を分祀して、新たに濱田神社が創祀された。



矢椅神社 鈴鹿市柳町

 神社検索より


《主》建速須佐之男神,素盞嗚命 -> 牛頭天王

《配》正勝吾勝勝速日天忍穂耳命,天津彦根命,活津彦根命,熊野櫲樟日命,田心媛命,市杵島媛命,湍津媛命 -> 八王子の7人

菅公 -> 天神

大穴牟遅命、少名彦命 -> 蔵王権現

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所蔵の棟札より

1653(承応2年)柳村森天王

1671(寛文11)大梵天王

1681(延宝9)大梵天王

1707(宝永4)大梵天王

森天王或いは大持天王等と呼ばれていた.。

1873(明治6)村社に列格

1914(大正2)近郷の無格社中島神明社他一〇社を合祀

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八王子に天穂日命が洩れている。

天神を除けば朝廷の神は1人もおらず、日本神話とは全く関係の内仏教系の信仰だったか。

矢椅神社 鈴鹿市矢橋

 神社検索より


《主》大穴牟遅神 -> 蔵王権現


《配》大山祇神 -> 富士権現


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1662の棟札に八王子とあり、『三国地志』も「俗に八王子と称す」と記しており、八王子社と呼ばれていた。

1908(明治41)無格社山神剣一社を合祀

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八王子を示す祭神が1人も祭られていない。

比佐豆知神社

 神社検索より


《主》五十猛命、《配》大屋津姫命、抓津姫命 -> 紀伊三神 林業の神

少彦名命 -> 蔵王権現 医療祖神

天照大神 -> 伊勢神宮内宮 神明宮 お伊勢さん

誉田別尊 -> 八幡信仰 八幡神 八幡大菩薩

天児屋命 -> 春日信仰 中臣氏、藤原氏の祖神

伊弉冉尊、速玉男命、事解男命 -> 熊野信仰


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秋葉金毘羅宮、富士権現、天神宮、熊野権現、神明宮、木立明神或いは富士権現と称していた。

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木立明神は五十猛命、大屋津姫命、抓津姫命を祭るためか。しかし海岸地域であり、山林は無い。

寺家地域は江戸時代には紀州藩の天領であった。紀州藩一の宮(和歌山県)の伊太祁曽神社の祭神を勧請したか。

大屋津姫命は和歌山県 大屋都姫神社の祭神

抓津姫命は和歌山県 都麻都比売神社の祭神

伊弉冉尊単独、または伊邪那岐とペアで 速玉男命、事解男命が無ければ、白山信仰 白山大権現か。

天児屋命を祭っているのは隣の子安観音寺を建てたのが藤原氏だからか。

天照を祭っているので、神明宮。

秋葉権現(カグツチ)、金比羅権現(大物主)、富士権現(木花之佐久夜毘売命(嫁)、瓊々杵尊、大山祇神(義父))、天神宮(菅原道真)を示す祭神が無い。

蔵王権現(Wikipedia:蔵王権現)

修験道の神。神仏分離令によって、御嶽神社、金峰神社(金峯神社)、蔵王神社などと改称された。

蔵王権現は、釈迦如来(過去世)、千手観音(現在世)、弥勒菩薩(未来世)が権化し出現したとされ、神道においては、「大己貴命」「少彦名命」「国常立尊」や、「安閑天皇(広国押建金日命)」「金山毘古命」と習合し、同一視され、それらの神々を祭神とするようになった。

彌都加伎神社

 神社検索より


《主》大土御祖神 -> 女神 作物の生育を掌る土壌の母神、または田地の母神

《合》大山祇命 -> 山の神 修験道 or 山王神道(比叡山系統) 富士権現

菅原道真 -> 天神信仰

《配》埴安比売神 -> イザナミがカグツチ出産の際に出た大便から生まれた神 土器などの製作に関わる粘土の神

素盞嗚命 -> 牛頭天王 東玉垣町の牛頭天王社(現在の須賀社)

天忍穂耳命,天津日子根命,熊野久須毘命,多紀理比売命,市寸島比売命 -> 八王子の5神 牛頭天王の八王子から天照とスサノオの誓約の八王子に変更された。北玉垣町の八王子社(現在の宇気比神社)

奥津島比売命,狭依比売命 -> 多紀理毘売命、市寸島比売命八王子の2女神

事比羅神 -> 香川県の金刀比羅宮の金毘羅大権現 神仏分離令によって大物主へ変更された。

速玉之男命 -> 熊野信仰

品陀和気命 -> 八幡信仰、八幡大菩薩

大日霊命 -> 天照 伊勢神宮内宮 神明宮 お伊勢さん


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770 糀を豊受宮に奉献したことを契機に、祭神の大土御祖神に土之御祖神、埴安比売神を合わせて奉斎する事になった。

1748より彌都加伎神社。以前は土宮、或は土御前と呼ばれていた。陶器、左官、粘土、土木工事、各業の外農民はもとより土に携わる職業の人達、又豊受宮に糀の奉献により酒、みそ等の職業の人達の多くの崇敬をあつめた。

1908(明治41)村内無格社を合祀

1929(昭和4)、先に合祀した須賀、宇気比、胸形、熊野、八幡、深田、吉田の7神社に合祀前の祭神を祀った。

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元々は渡来系氏族の氏神で、割り当てられた土地を開拓していたため土の神とされたか。その後、農業の神、土器、陶器など土製品や土を扱う職業の神となったか。

四日市市にも津市にも土の宮と呼ばれた神社がある。

足見田神社

 神社検索より


《主》志那都比古命,志那都比売命 -> 風の神

瀬織津比咩命 -> 清め祓いの神 記紀には登場しない。

《合》宇加之御魂神 -> 稲荷信仰

大穴牟遅命 -> 蔵王権現

神日本磐余毘古命 -> 神武天皇 磐余神社有り。この信仰か?

品陀和気命 -> 八幡信仰 八幡神、八幡大菩薩

大日霊命 -> 天照 伊勢神宮内宮 神明宮

天児屋根命 -> 中臣氏、藤原氏の祖神 春日信仰

大山祇命 -> 山の神 修験道 or 山王神道(比叡山系統)?

武御名方命 -> 諏訪信仰

須佐之男命,素盞烏命 -> 牛頭天王 神仏分離令により変更された。

加具土命 -> 秋葉大権現or愛若大権現 神仏分離令により変更された。

天目一箇命 -> 製鉄、鍛冶の神

天白羽命 -> 天白信仰

天穂日命 -> 八王子の1人

五男三女神 -> 八王子 神仏分離令により牛頭天王の8王子が天照とスサノオの誓約による五男三女神に置き換えられた。

別雷命 -> 賀茂県主氏の祖神:賀茂別雷命 母は玉依姫


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足見田神社の南側にお祀りされていた《諏訪社》という小さな神社で、1720年頃、礼おどりを奉納したのをきっかけに『諏訪おどり』が始まった

諏訪社が明治に入って足見田神社に合祀
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茅の輪くぐりは蘇民将来の信仰(牛頭天王)と共に来たか。

天白信仰 (Wikipedia: 天白信仰より)
本州のほぼ東半分にみられる民間信仰。長野県・静岡県を中心とし、三重県の南勢・志摩地方を南限、岩手県を北限として広がっている。

信仰の対象・内容が星神・水神・安産祈願など多岐にわたるが、天白信仰の出自については決め手がない。

賀茂県主氏(Wikipedia: 賀茂県主氏)
代々賀茂神社に奉斎し、山城国葛野郡・愛宕郡を支配した。また、賀茂県主は同じ山城国を本拠とする秦氏(國主支族など)との関係が深いとされる。

秋葉権現(Wikipedia: 秋葉権現)
秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神。火防の霊験で広く知られ、近世期に全国に分社が勧請され秋葉講と呼ばれる講社が結成された。

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古代において支配者層の部族それぞれが信仰していた先祖崇拝と、祓い清めの呪術である鬼道が混ざって原始道教となった。各部族毎に神宝や祭、儀式のやり方が異なっていた。

天武天皇は、各部族に伝わる逸話を統合して古事記、日本書紀を作成し、日本神話としてまとめた。これによって各部族単位でまとまっていた原始道教信仰を国家神道にまとめた。神宝や式典のやり方を当時成立していた道教をベースにして統一した。

各部族の信仰は神道に統合されたが、それぞれに御師が活動し、信仰を広め、勧請させた。勧請させた数は、神道内での地位に影響があったのではないか。
浄土真宗では檀家の数が多いほど地位が上がる。

明治になり、諸外国から宗教の自由化が強制された。開国後、キリスト教の布教拡大、共産党の思想洗脳が広まり、反国家的勢力の拡大が危ぶまれた。法律では宗教を自由化したまま国家神道を樹立し、全国民を国家神道に取り込んで、対抗した。この政策が神仏分離令であり、平安後期から神仏習合でやってきた状態から仏教を分離するため、仏教系の神々を神道の神々に置き換え、祭神名と社名を変更させた。地域の大小の祠(八王子社や牛頭天王社、大梵天王社などの仏教系、天神、住吉など神道系、天白など系統不明のもの)を神道の神社に合祀して、それら全ての信者を神道の信者とした。

合祀された小社は大正から昭和に神道系の神社として分祀されたものがある。

神前神社

 神社検索より


《主》天照大御神 -> 伊勢神宮内宮

《配》建速須佐之男命 -> 牛頭天王


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茅の輪くぐりをやっているので、蘇民将来の信仰が広まった地域である。

スサノオを祭っているのは、牛頭天王の仏教系の信仰が広まっていたことを示している。

住吉神社 四日市市天ヶ須賀

 神社検索より


主》底筒之男命,《配》中筒之男命,上筒之男命 -> 住吉信仰

市杵島姫命 -> 八王子の1神

大山祇命 -> 山の神 富士信仰?


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1907(明治40)天ケ須賀南方無格社山神社を村社往吉神社に合祀。

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天ケ須賀の近くに山は無い。修験道の系統の信仰が広まっていたか。

八王子の1神が祭られているので、牛頭天王の八王子(仏教系)の信仰が広まっていたか。

住吉信仰は港湾、漁業関係者に信仰されている。

大宮神明社 四日市市日永

 神社検索より


《主》天照大御神 -> 伊勢神宮内宮 神明宮

《配》天手力男命 -> 山岳信仰 天の岩戸を開けた

栲幡千千比売命 -> 瓊瓊杵の母 織物の神?

市寸杵島姫命,多岐津比売命,田心姫命 -> 八王子の3神 宗像三女神

品陀和気命 -> 八幡神、八幡大菩薩

大山津見命 -> 山の神 富士信仰?

弥都波能売命 -> 水の神、イザナミカグツチ出産の時に尿から生まれたことから農耕の神とも

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1907(明治40)天白社、八幡社の二社を合祀し

1908(明治41)には五社を合祀している。

6/30夜に斎行される大祓は「永宮の輪くぐり神事」として江戸時代より盛大に行われている。

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茅の輪くぐりを行っており、八王子の3神が祭られているので、牛頭天王の仏教系の信仰があった。赤堀城後からは蘇民将来の木札が出土している。

天手力男命が祭られているが近くに山は無い。現在の場所の前の岡山に社殿があった頃の祭神か。
八幡大菩薩が祭られているのは、八幡社を合祀したからと思われる。
天白社は天白信仰と思われる。

鵜森神社

 神社検索より

《主》天照皇大御神 -> 伊勢神宮内宮 神明宮

建速須佐之男命 -> 牛頭天王

《合》菅原道真 -> 天神

田原美作守忠秀,田原紀伊守藤綱,田原遠江守元綱,田原与右衛門尉重綱


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江戸時代は「江田神社」鵜森大明神と称していた。(式内社の調査より)

当社の鎮座地は浜田城の旧地にして、浜田城は田原美作守忠秀の築城になる。

1575落城

1596~1658に祖神の藤原氏を祭る。この後天照を祭り、菅原神社を境内社とする。

1909(明治42)菅原社を合祀

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江戸期頃に創建された。

仏教の影響があり、天神信仰もあった。

加富神社

 神社検索より

《主》大日霊女貴尊 -> 天照 伊勢神宮内宮

天饒速日命 -> 物部氏、采女氏の祖神

天児屋根命 -> 中臣氏、藤原氏の祖神 近隣の後藤采女正の祖神になる。

品陀和気命 -> 八幡大菩薩

天穂日命, 市杵島姫命 -> 八王子

建速須佐之男命 -> 牛頭天王

金山毘古命 -> 蔵王権現 鉱山の神

上筒之男命,中筒之男命,底筒之男命 -> 住吉信仰

大山祇神 -> 山の神 富士権現

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延喜式内社。社伝に拠れば、成務天皇三八年に、加富郷の産土神として采女の祖神天饒速日命を奉斎し、俗に「火宮明神」とも称す。

1059豊後四郎藤原政通は源頼義に従い功あり、采女郎荻山に築城。以後北勢七郡の領主となった藤原朝臣釆女正後藤氏は代々日宮を持念せらる。

1908-1909(明治41-42)地区内の大祠小祠を合祀。

1926(大正15)采女八幡社を分祀。

1941(昭和16)小松神社を分祀。

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元々は天饒速日命を主神とし、「火宮明神」と呼ばれていた。明神(みょうじん)は、日本の神仏習合における仏教的な神の称号の一つ(Wikipedia: 明神)。

牛頭天王と八王子の1人が祭られているので、仏教系の影響が大きい。

采女八幡社

 神社検索より祭神一覧


《主》品陀和気命 -> 八幡神、八幡大菩薩

建速須佐之男命 -> 牛頭天王

金山毘古神 -> 蔵王権現 鉱山の神

大日孁貴命 -> 天照 伊勢神宮内宮

火之迦具土神 -> 秋葉権現:三尺坊大権現

久那斗神 -> 出雲大社 道祖神

日本武尊 -> 神話

崇神天皇 -> 白峯神社 怨霊 縁切り 

菅原道真 -> 天神

大山祇命 -> 山の神 富士権現

豊宇気毘売神 -> 伊勢神宮外宮

天忍穂耳命,天之菩卑能命,天津日子根命,熊野久須毘命,多紀理毘売命,市寸島比売命,多岐津比売命,活津日子根命 -> 牛頭天王の八王子または天台宗・山王神道の八王子権現、日吉山王権現

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1118創建。

1909(明治42)加富神社に合祀。

1926(大正15)に分祀。

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八幡大菩薩、牛頭天王、八王子、秋葉権現は仏教系。

山の神は修験道か。

久那斗神は旧東海道沿いであることから祭神とされたか。

天照は合祀先の加富神社から受け継いだか。

27 Jul 2024

椿大神社

 神社検索より祭神一覧

《主》猿田彦大神,《相》瓊瓊杵尊,栲幡千千姫命《配》天之鈿女命,木花咲耶姫命,

記紀の天孫降臨から瓊瓊杵の結婚までの配役


《合》高御産巣日神,天照大御神

栲幡千千姫命の親、瓊瓊杵の祖母


五男三女神 -> 天台宗・山王神道の山王権現、日吉山王権現、牛頭天王の八王子

天之穂日神 -> 天孫降臨前に出雲に味方した。天照とスサノオの誓約の八王子の1人

豊受大神 -> 伊勢神宮外宮の祭神

大穴牟遅神 -> 蔵王権現

速玉男神,伊邪那美大神,大事忍男神 -> 国生み神話の配役達

保食神 -> 芦原中国の食物の神

迦具土神 -> 秋葉権現

建速須佐之男命 -> 牛頭天王

大山積命 -> 富士権現 木花咲耶姫命の父親

大雀命 -> 仁徳天皇 品陀別命(応神天皇)の子

品陀別命 -> 八幡大菩薩

菅原道真 -> 天神

弥都波能売命 -> 水源の神

大山咋命 -> 比叡山延暦寺の守護神 地主神

宇迦之御魂神 -> 稲荷信仰

八百万神

息長帯比売命 -> 神功皇后

天津日子根命 -> 多度 天照とスサノオの誓約の八王子の一人。よって牛頭天王の八王子が元か。

太玉命 -> 忌部氏の氏神

天児屋根神 -> 中臣氏、藤原氏の祖神

志那都比古神 -> 風の神

板倉家祖先

白髪大神主 -> 猿田彦の系譜の神主か

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主神などは記紀の天孫降臨の配役なので、椿大神社が神道の神社となったのは記紀が成立した後はないか。

合祀された神にも神話の神がいるのは何故なのか?

八王子や牛頭天王の信仰があり、仏教系の村社を合祀して仏教の信徒を国家神道の信徒に転換した。

山の神、八幡大菩薩、天神、稲荷信仰など、他地区にも見られる信仰が山本町近辺にもあったことがわかる。

神功皇后は明治以降に祭られたのではないか。

天津日子根命は八王子の1人だが、この神だけ単独で書かれている。よって多度神社の信仰ではないか。

忌部氏と藤原氏の祖神が祭られている点が興味深い。猿田彦と関係があるか?

白髭大神主については?この神社は山本流獅子舞の本家で、行満神主によって創始されたと伝承されている。歴代神主の内白髭をたくわえた者を祭ったか。

信長の伊勢侵攻の際に焼き討ちにあったのは、一向宗、比叡山系統の仏教勢力と深く繋がっていた神社だからだったと考えられる。

愛宕社は賀茂氏の信仰か。

長太の飯野神社

 神社検索より祭神一覧

《主》宇迦之御魂神 -> 稲荷信仰

《配》建速須佐之男命 -> 牛頭天王 津島信仰 仏教系

鵜葺草葺不合命 -> 鵜戸権現

《合》

  1. 保食神 -> 稲荷信仰
  2. 大山津見神 -> 山の神 修験道
  3. 猿田毘古神 -> 庚申信仰
  4. 大宜都比売神 -> 稲荷信仰
  5. 速秋津日子神,速秋津比売神 -> 河、海
  6. 阿夜可志古泥神,伊邪那美命,速玉之男命,黄泉事解男命 -> 熊野信仰
  7. 菅原神 -> 天神
  8. 底筒之男命,中筒之男命,上筒之男命 -> 住吉信仰
  9. 多紀理毘売命,市寸島比売命,多岐津比売命,正哉吾勝勝速日天忍穂耳命,天之菩卑命,天津日子根命,活津日子根命,熊野久須毘命 -> 牛頭天王の八王子または天台宗・山王神道の八王子権現、日吉山王権現

創始は1124。土宮又は飯野神社と呼ばれていた。

1906(明治39)には飯野神社・須賀神社(明治より前は牛頭天王社か大梵天王社)・長太神社合殿。後年飯野神社と単称したものと推定される。又一説には幕末までは「土の宮」と称していたが、1869(明治2)前後に鎮座地の地名北長太村字飯野里から飯野神社と社名改称されたとも言われている。

1907(明治40)には9社を合祀。

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主神は稲荷信仰。

配神の1人は牛頭天王だったが、明治の神仏分離令でスサノオに置き換えられたか。

1は食物を栽培する農業の神に神道の神を当てたか。

2は山の神に神道の神を当てたか。

3は伊勢信仰の1つで街道沿なので導きの神を配したか。

4、6は江戸後期に経済状態が良くなり、地方の村落がビジネスに乗り出した際に神社の社格を上げる必要があった。その時に購入した神ではないか。

5は河と海の地域の神に神道の神を当てたか。

6は熊野信仰か。イザナミが黄泉の国へ行った神話の配役たちなので、熊野が黄泉の国というところか。

7天神さま

8住吉信仰は港、漁業の神。6と8は神話の一連のストーリーで登場する。漁業の神として神道の神を当てたか。

9は元は牛頭天王の八王子で、明治の神仏分離令によって置き換えられた。仏教系。

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獅子舞を擁していたのは須賀社と八王子社で、それぞれ山本流、箕田流ではないか。

24 Jul 2024

祭神の変更

祭神は明治の神仏分離令で変更されたものがある。四日市市内の神社に見られるものを書き出す。

  • 秋葉権現:三尺坊大権現(さんしゃくぼう) → 火之迦具土大神(かぐつち)
  • 越知大権現 → イザナギ
  • 金毘羅大権現 → 大物主
  • 愛宕権現 → 愛宕大神(あたごおおかみ)
  • 祇園社:(牛頭天王) → スサノオ
  • 八王子 牛頭天王の八王子又は山王権現 → 五男三女神
  • 富士権現 → (主)木花之佐久夜毘売命、瓊瓊杵、大山祇神 近世以降らしい。
  • 蔵王権現→ 大己貴命、少彦名命、国常立尊、安閑天皇(広国押建金日命)、金山毘古命
神社の合祀によって、神道の諸流をまとめたらしい。八幡神は奈良、平安時代から八幡大菩薩、応仁天皇と習合していた。これを国家神道にまとめたか。

23 Jul 2024

西冨田の川俣神社

祭神
《配》経津主命、武甕槌神->春日神

《主》多紀理毘売命->宗像三神 天照スサノオの誓約の五男三女神、八王子の1人。

玉依毘売命、品陀和気命、息長帯比売命->八幡大菩薩

崇徳天皇->白峯神社 怨霊 縁切り

大穴牟遅命 ->蔵王権現

金山毘古神->金山神社、鉱山の神

久那斗神、八衢比古神、八衢比売神->了神を、道祖神とする 場合がある。
 後者2神は  道俣神、夫婦神、記紀より古い民間信仰か。

神社検索より
『亀城兎園記』の西富田条に「社八玉子・八幡・天神 貮拾五間四間 村之西」とあり、古くは八王子と称されていた。
八王子は牛頭天王の八王子なので仏教系。
天神である菅原道真が祭られていない。

1313の棟札があるので古くからあった。
1908(明治41)に和泉の川俣神社に合祀され、1948(昭和23)に分祀されて1951に独立宗教法人になった。和泉の川俣神社も江戸期には八王子社だった。祭神は西冨田より少ない。

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主神が八王子の1人であり、古くは八王子社と呼ばれていたことと合う。
八幡神は八幡大菩薩とされてから広まった。
久那斗神などの道祖神は旧東海道沿いであるため、祭られたか。なんらかの理由で猿田彦を祭れなかったためと思われる。
和泉にも八王子社があったので、仏教系の信仰が広まっていたことがわかる。

22 Jul 2024

ピアノ練習

ピアノ椅子の高さを39cmにして前足の下に1cmの板を置いた。そして右側を1cm程引いた。これによって身体は少し後傾になり少し右に向く。腕は身体に近づき、右腕は鍵盤から少し離れるがより自由に動かせる。弾き易い。

庄野の川俣神社

10社を合祀した神社

8 大国主神 出雲大社 蔵王権現?

7 大彦命->貴船社
高神=闇淤加美神

1 健速須佐之男命->牛頭天王社

2 宇迦之御魂神->稲荷社

3 品陀和気命->応神天皇 八幡大菩薩、八幡神
息長帯日売命->神功皇后
玉依毘売命
市寸島姫命 ->宗像三神 厳島信仰 八王子の1人

4 菅原道真->天神

5 大山祇神->山の神 修験道

9 埴山毘売神-> 愛宕社 防火
肥料、土、農業の神

10 大直毘神
祓の神

6 建御名方神->諏訪信仰


19 Jul 2024

神仏分離令によって改称させられた例

八幡大菩薩->八幡神社
四日市市日永八幡獅子
牛頭天王社->須賀社
鈴鹿市東王垣
牛頭天王社->八雲神社
津市白塚町、河芸町
大梵天王社->八雲神社
八王子社->宇気比社
鈴鹿市肥田町、北玉垣町

八王子社->川俣神社
鈴鹿市西冨田

八幡神=応仁天皇=誉田別命
奈良~平安時代に習合。記記には書かれていないので、元々は無関係か。
781に朝廷が宇佐八幡に八幡大菩薩の神号を送った。これより全国の寺に八幡神が勧請され広まった。
明治政府によって八幡大菩薩の仏教的神号は禁止された。
誉田別命、比売媛(宗像三神)、神功皇后、仲哀天皇、武内宿禰、王依媛

11 Jul 2024

庄野と西冨田の川俣神社

両地区に川俣神社がある。
元は幾つもあった仏教系等の村社が合祀されて神道に組み込まれたが、後に分離して神道系の川俣神社となった。
祭神にスサノオ、宇迦御魂、菅原道真等がある。
両地区の獅子舞には御湯立てがあり、錫杖が用いられ、鼻高面を天狗と呼んでおり、仏教系であったことが伺える。

神仏分離令で変更された名称等

牛頭天王社、大梵王社-> 八雲神社、須賀社

牛頭天王->スサノオ

八王子社->宇気比社

八王子は元は牛頭天王の子供達。これを天照とスサノオのうけひによって誕生した五男三女に置き換えられた。

合祀された村社
天神 菅原道真
山の神->大山祇神
稲荷社 宇迦之御魂
八幡社->品陀和気命

明治期、社格のない村社をその付近の朝廷の神を祭る神社へ合祀した。その中には朝廷から疎んじられた者や牛頭天王、八王子を祭った仏教系の村社が含まれている。天神は、道真のことで朝廷の神とは言えない。山の神は修験道(仏教系)か比叡山系の山王神道だろう。
支配階級は朝廷の神を祭っていたが、一般民衆は鎌倉以降の仏教を信仰していたのだろう。
天台宗と真言宗は神宮寺として地方の大きな神社にくっついていたらしい。伊奈冨神社と真言宗、椿大神社と比叡山、都波岐奈加等神社と真言宗等。椿は浄土真宗(一向宗)とも関係が深かったので信長の伊勢侵攻で焼き討ちに会った。

明治期に朝廷の神を祭っていない村社が合祀や改名によって神道の神社とされた。そして今ではその事実を受け入れられない程思い込みの強い神道信者になってしまっている。仏教からは抜けなくても良いルールだったので、神道ベースで葬式は仏教という具合になってる。

証拠に基づいた事実をを認識できる位の科学的思考を持っていないと主権を持つ者としては頼りない。