3 May 2019

読書感想文 続きサイコパス 中野 信子

サイコパスが生きやすい環境としてアマゾンのムンドゥルク族が挙げられている。食糧や生きていくための資源は豊富で、乳離れした幼児にはほとんど手をかけず、子どもは生きていく方法を迅速に身につける。ケンカっ早い性格の特徴がある。虚勢を張って女性に言いよる。
ヤノマミ族も1日3時間程度働けば食べていける。乱婚。嫉妬から人殺しをすることが多く、それによって地位があがる。

逆の例も挙げられている。
南アフリカのクン族は食糧に乏しく生活環境が良くないので協力しないと生きていけない。共同で狩りをし、成果を平等に配分する。ウソは厳禁。配遇者は慎重に選ぶ。子どもは一族で面倒を見る。養育期間が長い。
日本も中国もクン族に似ている。CGSに登場する小名木さんによると弥生時代は戦いの時代だったそうだ。土器が簡素になったのは余裕がなかったから。縄文時代は余裕があったらしい。日本はムンドゥルク族っぽい状態からクン族っぽい状態へ変化したのか?
食糧が豊富になれば、クン族っぽくなるのか?環境への適応なのか?

現在の豊かな日本の状態は歴史上希だそうだ。加えて自然災害が多い土地なので集団への協力体制が必要であり、サイコパスが育ちにくく、生き残りにくいはずと述べられている。江戸末期の日本人の正直さはこのためなのか。
金の亡者、他人を出し抜く日本人を正直、誠実な日本人に戻すためには災害が起って、協力が必要な状態にしておく必要があるのか。原発事故なら增産はたやすいと思うが日本人滅びそう。。。

現代のサイコパスの例として、プレゼン能力だけ異常に高い人が挙げられている。僕ではない。僕は実力の人だ。

引用
"中身は男性サイコパスと変わらないのに、表向きは反省の素振りを見せ、自分がした行動、しがちな行動を改善したいと思っているように見せかけるのが巧みなために、女性サイコパスは目立たない..."

僕の母親だ!! 母親のいとこは威圧的な性格でハッタリ手法を使う。
僕の母親は僕のことを悪く言い振らすという特徴がある。この質の悪さは一族に共通しているのか?