10 May 2019

読書感想文 正しい恨みの晴らし方 澤田匡人 中野信子

不当な行為や侮辱した相手に対する怒りが繰り返し見い出される状態になってしまったら、それは怒りではなく「恨み」と称して差し支えありません。

この恨みの定義によれば、僕は家族や同級生、教師、師、女性を強く恨んでいる。恨みだったのかと気づいた。

妬みと同調圧力によって攻撃されたものだ。とびぬけて才があることがわかるとその人を攻撃しようとする。又教師や親にバレないように隠れて行う。教師は幾度も相談すると被害者側をあしらおうとする。社会正義が徹底して行われない教育環境だった。これでは知性が延びないのでは。学問を学んで社会を見ようとしても壊れたものが見えるから。

同調圧力は圧力をかけられた側の科学的思考の場をうばう行為であり厳しく禁止されるなくては個人が科学的に考える機会が失われしまう。我々は互いに科学的に思考できるよう感情的にならないように細やかに配慮する必要があるはずだが、現実には足を引っ張りあっている。実に悪辟で満たされている社会に僕は自分の思考を守るため距離をとらざるを得ない。


引用
"正義に反することをした者に対して、それなりの制裁を受けるのが当然だと思っている人が大勢いるからです。"

ツイッターでの晒し上げが起こる理由として述べられている。法定手続きを経ない社会的制裁はタガが外れているものだから禁止すべきと思う。だいたいきっちり捜直したわけでもない上に社会的制裁を裁判所以外が加えるのはおかしいのでは?そこに冷静で科学的な思考がなく、ただ感情的に伝染しているだけのヒステリーに見える。これは教育に心理学を持ち込んで、人間の心理の特性を学び、対処するように指導すべきで、これが道徳だと思う。

研究者として経済的に保護されていない在野の野良研究者は強迫、同調圧力や経済的圧力をかけられやすい。それ故僕は物理的距離をおき、地治にも参加せずひっそり暮らしている。人間の質が悪いからだ。

引用
...曖昧な正義に基づいて、誰かを恨んだり妬んだりするのが人間という生物の性なのでしょう。それは時として、自分のプライドを維持するのに役立つ場合もあります。...

僕はプライドは廃すべき感情と思う。
科学的事実に基づいた現実的スケールで自分を自己評価し、人が各々にこれ行うので多様化しているというものであって、個人のプライドの維持に他者を巻き込むのはおかしい。科学的観察に基づかない自己愛のプライドは心が健全に成長していないことを示しているのでは。

引用
''しかし権利を振りかざし、正義に魅了されると、私たちはいとも容易すく感情に操つられてしまう、か弱い生き物でもあるのです。"

同意。だから権威を持たず、振りかざすことなく、自分が知的判断できるよう守り、他者の知的判断の場を犯すことなく、誰からも距離をおいて生きてます。三重県発達障害者支援センターの職員など自分で考えることが出来ず、他者を権威的に見て判断しようとしている傾向がある人はとても迷惑な存在。そういう人達も教育の失敗例ではないか。

僕は未熟な精神の多数派とは距離をおきたいので、当然協力的には見えない。又科学的に判断せず、感情的に判断する人達の悪悪に巻き込まれ易いので、その際には彼らの悪質さを増長させ露見させるようにしている。自分の中の悪質さを認識するのは基礎のはずだ。

僕もプライド高い性格だが、それが悪く機能するので、プライドが刺激されないように他者との接触を根本的に制限している。親近感を抱くようになってはフェアではいられない。社会的に一良民であるように振るまえるように自分に制限をかけている。死ぬまでかけ続ける。それが一社会人としての基本だと思う。他者がどうするかは.他者の問題なので僕は介入しない。


引用
"確かに、みんなと仲良くするなんて不可能ですし、好き嫌いがあって当然なのに、みんなと仲良くしなさいと強いられます。(中略)そもそも前提が間違っているんです。"

同意。職場でのインフォーマルな付き合いは全く避けたい。緊急事態には協力しなくてはいけないから、そのためには普段から距離をとって、ストレスを下げておく。仕事で誠実にふるまうため、オフをきっちり作ってストレスを下げておくというのが僕のパフォーマンスを活かす方法だ。
学校や親の僕に対する教育は間違っていたと思う。

他者と社会は僕の足を引っ張る悪で、それは今も変わらない。僕はこれまで通りひっそりと奇生虫のように生き、研究成果をそっと置いておく。最大限人に接しないように生きる。既に相当恨みをこじらせているから。