23 May 2019

読書感想文 誰も教えてくれない真実の世界史講義古代編 倉山満

ここのところ倉山満氏の著者を読んでいる。社会に対して目を背けてきた姿勢を見直し、一国民として現状を見てみたいと思う。その一方で高校数学を学び直している。理解するために集中している時には過去の嫌な記憶が頭をよぎることはない。数学を学んだ方が語学もよくできるようになる感じだ。そういう意味で理系も文系もない。

高校の世界史は全くおもしろくなかった。わざわざ教えてもらわなくてもよかったと思う。ただ記憶するだけの教育なんかいらない。バカになるだけだ。

世界最古の文明は(今のとこ)日本らしい。最古の土器、石器が発見されているから。

中国は北京、西安長江下流域だったのか!満川、ウイグル、チベット、モンゴルを含めて中国と言いだしたのは毛沢東。プロパガンダにやられてた。

世襲はかなり健全だと述べられている。権力を暴力でうばうよりも人命はそこなわれないが、バカ殿や無関心な者が権力者では困る。
日本の場合、権力と天皇を切り離したから世襲でも問題ないのか?
民主主議は粗悪で改善の見込みはないと思う。

引用
"「民主制というのは衆愚制のここと」"
CGSの倉山さんの近現代史を見てると日本の明治以降の政治は衆愚制化して現代に至っているように見える。

煽動家(デマゴーグ)煽情的デマ(デマゴギー)。記憶にうっすらと残っている。政治家の選挙演説ってこれじゃないのか?マスコミが加担しているところが悪質と思う。

アリストテレスの政治すごろくおもしろい。僕もソフィストにやられた側なので、社会とは距離を置いている。噂を流して人を追い込む手法は民法違反だが中高では教師もろくにわかっておらず野放しだった。

引用
"目的は手段を正当化するはイエズス会のモットーです。"
目的が正しければ何をやっても良いの意。
"結果は手段を正当化する"はマキャベリの言葉。途中経過をとやかく言うよりも最後に出た結果が大事の意。

命今に背いたら皆殺しにする位恐怖で世の中を支配する。韓非子。

わかりやすい。力トリック信者は未だに宗教で人を抱きこもうとしている。カトリック信者の子供には性格に問題がある例が見られる。宗教の及す効果に見える。

フルートの練習にマキャベリ流と題するものがある。非常に難しい運指で構成され、なかなかスムーズに練習できない。熟達するとよりコントロールの効いた運指になる。

今の日本も老子のように社会から離れた方が幸せと思う。

中国もヨーロッパも対外戦争と内部紛争に忙しい。日本も内乱はあったが、少なくて平和な時代が長いのか。明治は生命がけで政治をしていたのは想像し難い。

ユダヤとイスラエルが宿敵とは知らなかった。ヘブライ王国が2つに割れて敵同志になったのか。

引用
"宗教右翼が本物の右翼です。"
そうなのか。

ユダヤ教はユダヤ教を信じない者はユダヤ人ではない。
キリストはユダヤ教の改革派。
キリスト教を信じない者は人間ではない。
キリストの死後、徐々に成立した。
イスラム教もユダヤ教からきているのか。

獅子舞の研究をした時に獅子をモチーフとした起源がアッシリアにあることを知った。又チャンギリと呼ばれる小さいシンバルはメソポタミア辺りの遺跡から多く発見され、日本にも伝わっている。

オリエントが文明先進地域だったのか。にも関わらず、ヨーロッパが先進的に考えてたのは洗脳にやられてたということか。倉山満先生の著作は目からウロコが満載でおもしろい。

ペルシャの統治では宗教や風習は自由で税と軍役を果していたとある。同じオリエント地域のアッシリアや新バビロニアは自国民としての同化を強制させていたわけか。

イランというのはアーリア人の国という意味なのか。歴史の浅いヨーロッパのプライドに頓着しないってところがいい。韓国と日本っぽい。平和な歴史を経続させることが民族の心の安定をもたらすのか。

アレキサンダーの帝国マケドニアは1代で終わりだったのか。

ヘレニズム文化が800年かかって日本に影響をもたらしたのはおもしろい。同じ経路で仏教や伎楽も来たのだろうか。

東洋史ってチャイナの資料で作られているのか。チャイナの資料は怪しいもだから、科学的歴史ではないのか。
西洋史はイギリス、フランス、ドイツが連立して、ロシア、アメリカをマイナー扱いしているとある。
科学としての歴史を知りたいがこれでは話にならない。こんな東洋史と西洋史が合わさって日本の世界史なのか。。。

現在の世界の支配者が描いた歴史をうのみに学んでるわけだ。それでは科学的に見る目は育たない。WGIの一端なのか?

夜郎自大。この四字熟語知らなかった。こういう時もあったが、実力に乏しいので反省して本物志向に転向した。現実を直視するのが基本のはずだ。

キリスト教について書かれている第4章おもしろい。

後漢に朝貢して家来になったのではなかったのか?倭としては貿易のための外交のつもりが漢からは冊封対象の国というところか?

知られている三国志は小説版だったのか。魏志倭人伝にある卑弥呼が少女で本当に居たかどうかわからないと著者は述べている。史実を裏づける考古資料がでてないと確かな情報とはいえないだろう。教科書に載ってたのは洗脳のためか?

ローマ時代のキリスト教では聖書にすべての教えがあり、生識や技術が軽視され、下水設備が悪くなり、環境悪化で人心荒廃。。。

現代のカソリックの信者も科学的知見がマヒし信仰に洗脳され頭がおかしくなってる人が見られる。宗教関係の人は総じておかしい。宗教に寛容な政策は重要なのだろうが、社会を荒廃させる宗教は廃絶すべきと思う。カソリックはダメと思う。

人気取りのための政策が行われるのをどうやって禁止できるか、パンと見世物にうつつを抜かす人々をどう知的に考える人に変えるか?
社会的危機ならすでに洗脳が進んでいるので、それを顕在化させるのが良策か?

西ローマ帝国滅亡後の暗黒の中世って考えたこともなかった。文献に残らないくらい荒れたとは。西洋音楽は好きだ。宗教音楽も美しい。しかしキリスト教に入信しようとは思わなかった。知的に話し合えないのは非常に困る。バカさに引きずられたくないので関わりたくない。

キリスト自身はユダヤ教の小数改革派で対立をうながす人だった。死後にかつがれてキリスト教になった。異端を排除し、権力を握り、科学を否定し、社会を荒廃させた。

奈良時代に日本に伝わったのはネストリウス派(景教)で、サビエル以前にキリスト教が伝来してた。そしてそれを否定するのが現代カソリックとプロテスタントがプロパガンダでそれを否定している。
ひどい話だ。賢く育たないじゃないか。


ルネサンスがキリスト教以前の古代に帰ろうということだったの知らなかった。キリ

スト教悪だな。

隋って30数年位の短命だったのか。この頃から音楽についてわずかに知ることができる。

聖徳太子って天皇みたいな存在。

イスラムの一夫多妻制は寡婦の救済するためというのは、小名木さんのいう日本の一夫多妻とも共通すると思う。

イスラムについて超簡単にまとめられている。連帯感を育み維持するための断食:ラマダン。聖戦:ジハード。ムハンマドは商人の家系。存命中に広がっていた。商業用語で教えが説かれる。既存の多神教を破壊した。キリストが対立を説いていたことに似ている。

他国を攻撃して領土拡大。平和な宗教とは言い難い。

ローマ教皇がフランク王国のシャルルマーニュを洗脳し、西ローマ皇帝にした。ヨーロッパ人は言いきかせてまるめこむのが普通みたいな感じだが、キリスト教を信仰してるとそうなるのか。科学の先進地域っぽく見せてるが、多勢は盲信中というところか。

歴史の中心のイスラムの急激な進出がゲルマン人の移動を引きおこし、辺境のヨーロッパに変化をもたらしたのか。歴史的な流れがつながってて分かりやすい。

臣下の忠誠の証として美人妻を差し出させと言った天皇もいたのか。

おもしろい!!授業で習うのは全くもってつまらなかったが、倉山満氏の著作は独学できる。こういうのが教科書であれば良いのだが。プライド高い割にたいしたことない教師などいらない。