26 Oct 2021

雅楽の古譜を読む:難波海

 ”なんばのうみ”


大阪湾から筑紫津神社辺りまで淀川を船で上ることを歌っていると思われる。

筑紫津神社は高槻市にある。山崎は大阪市北区の山崎町か?梅田に近い。川を船で上るというのは相当大変だと思う。人力なのか風を利用したのか。

曲はかなりおもしろい。もっと大阪人のぎらぎらこてこての訛りの歌かと思いきやとても軽快。


こういうのを楽しんでいたのが平安貴族だったと知られるのはそんなに都合がわるいのか?

明治以来の公家の復権した状態を維持するために平安時代の貴族の文化を芸術的なものに見せたいのか?