11 Oct 2021

雅楽の古譜を読む:伊勢海

 ”いせのうみ”

催馬楽の律歌。催馬楽とは管弦伴奏付の歌。律歌とは平調の歌。

歌の部分をどのように音にするか問題だったが、NEUTRINOがフリーで使えるのでなんとかなった。

楽譜は箏琵琶は仁智と三五があるので信頼できるが、管は江戸時代になってから作られた復元譜かもしれない。全曲分ないし。それらは音価がはっきりしないので、弦の譜を参考にして音価を設定してく必要がある。

歌の譜は音程が書かれていない。歌は弦楽器のメロディーを参考にして作った。幸い譜には歌詞が書かれている。


この曲は日本伝統音楽研究センターも復元している。


現代版。不出来な編曲でつまらない音楽になっちゃってる。こんな程度のものを宮内庁雅楽部が演奏しているのはとても残念。自分たちで自浄的に改善できないのは話にならないと思う。それをさせない日本の権威はもっと残念。中身無い。