17 Aug 2019

国家仏教教化

北九州(倭)では朝鮮や中華との交易によって先進文化が流入しやすい地域であった。卑弥呼の頃には道教らしきものがあり、道教の手法は今も神道に残っている。
半島から仏教が渡来し、仏僧にかつがれて仏教を取り入れ国を中華化し始めた。中華の制度、建築、文化を取り込隋と対等に外交しようとし始めた。
百済系と新羅系の仏教があり、新羅系が蘇我氏のバックで優位だったが、藤原氏の謀略で殺され失脚し、百済優位に変わった。藤原氏は百済仏教系。
白村江で大敗し失脚。百済難民を多数受入れた。難民による反乱、侵略工作を防ぐため難民は関東へ送られたのでは。
つまり新羅系仏教復権、これが天武か。
百済系は唐と直接交易し仏僧を多数送っていた。京を造営して技術を活用しつつ、実験し、古い仏教を切り捨てようとした。
平安仏教は貴族を信仰でからめとり権勢を伸ばした。
鎌倉以後、武士、民を信者として経済的寄りどころとした。教養の低い人用の教義を作って洗脳しまくった。
結果、仏教集団が大名のようになった。仏教側から見れば大成功。
信長、秀吉、家康は仏教、侵略キリスト教を徹底的につぶした。
残存仏教は戸籍管理局として幕府に組みこまれ、管理下におかれた。それでも戒名を考案し、民衆からお金をまき上げ、信仰洗脳を続けた。
今も一宗教として宗教ビジネスを展開している。科学的に見れば不要のもの。

江戸時代、御師によって神社旅行ブームがビジネスとして広まった。
経済発展し、田舎ではさらなる利益追求のため神社の社格を購入した。白川神道は下級神道商人を囲い込んで勢力を伸ばした。
民衆は神道ビジネスの食い物にされた。

明治以降、皇国系の教育が進められた。科学的裹付けの乏しい洗脳だった。儒教の影響も残り、バカ老人でも敬われる文化が続いた。

戦後、宗教自由化、国家神道は廃止。これによってあらゆる宗教の洗脳によって国民の富と知的思考力が奮れ放大の状態が続いている。メディアも洗脳手法を用いてビジネスやっている。

人間の基本性質の1つが洗脳されやすい点で、もう1つは科学的に高度な能力を獲得できる点。先を避けないと後の能力は充分伸びない。故に社会は互いに洗脳しないように注意を払う人間関係、放送、発言がなされるべきで、また不誠実な人は徹底して社会に出さず、生活保護で生きるようにすべき。社会は善人中心に構成されるべきと思う。