現代に伝承されているのは室町、江戸時代に復元されたもの。
譜面を読むと●が歌詞の一文字を表しているらしい。
歌詞は国文学資料館の明治撰定譜にある。明治撰定譜 田舞
75調が当てはまるようになっている。旋律の方に余裕がある。
譜は笛の譜字で音程が書かれている。篳篥は古くから伴奏していただろうか?
倭琴は神楽歌の例では旋律を全く弾いていないので、復元するのは困難。
75調というのは偶数拍子(2/4)で歌った時、区切りでブレスを取るためか?神楽では奇数拍子が多い。さらに変拍子だったりすることもある。大陸の雅楽等は一定の拍子である。
日本的なのは奇数拍子や変拍子で、大陸的なのは偶数拍子なのではないか。
田舞が2種類あったので、テンポの緩いものを破として、テンポの速いものを急としたのか?
この譜は文字を芯にして音を当てはめていく読み方だった。歌譜の場合、百や小拍子が無い時はこの様に読むものだろうか?ならば朗詠も違った曲になるはず。
今のところ朗詠は会心の出来には至っていない。