30 May 2022

読書感想文:林千勝「日米戦争を策謀したのは誰だ!」

 林千勝氏の著書。この前に近衛文麿について書かれたものがある。彼の一連の著作を並べると(Wikipediaより)

  1. 近衛文麿 野望と挫折 
  2. 日米開戦 陸軍の勝算 -「秋丸機関」の最終報告書
  3. 日米戦争を策謀したのは誰だ!ロックフェラー、ルーズベルト、近衛文麿そしてフーバーは
  4. ザ・ロスチャイルド 大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語

今回読んだのは3番めの著作。日米開戦(太平洋戦争・大東亜戦争)についてアメリカと日本の政治と戦争について時系列に辿っている。

アメリカにはフーバー大統領が非戦争派であったが、フランクリン・ルーズベルト大統領が非戦派を標榜しつつ当選し、策謀を巡らせて民意を戦争参加へ醸造し、戦争に導いた。

日本では近衛文麿がコミンテルン(共産党員)を協力者として採用して政治を主導し、日中戦争を長引かせ、ソ連との戦争を回避し、日米戦争へ向かう道を整え、回避不可能な状態で東條英樹へバトンタッチした。
一応戦争に勝てるプランがあったにも関わらず、海軍の山本五十六がプランから外れた作戦を仕掛け、プランを壊した。
  1. 真珠湾攻撃
  2. ミッドウェー海戦
真珠湾攻撃はルーズベルト政権によって策謀されていた。山本五十六が実行犯。これによってアメリカの世論が参戦に傾き、アメリカ経済が早期に戦争体制に入った。

ミッドウェー海戦で大敗。軍備を著しく損なった。

この著作では近衛文麿は共産党員とはされていない。彼の目的は日米戦争で日本を大敗させて、自分が首相となって戦後日本を復興させることとしている。

日本もアメリカも政治に共産党員が多く入り込んでおり、それを排することができないまま戦争に導かれた。GHQは共産党員が民主国家としての復興に役立つと考えて、共産党を援助したが、ヤバいと分かって排除した。アメリカでも赤狩りが行われた。

コミンテルン(国際共産主義指導組織)の手法はメディアを手中にして世論をコントロールするものだった。

日本人の死亡者は合計312万人。内訳は軍人が212万人、民間人が100万人。
陸軍の死亡者は165万人。その内115.5万人が餓死。

ドイツ900万人、ソ連2800万人、ポーランド582万人

この戦争の裏、ルーズベルト、コミンテルンの裏にはロックフェラー等国際金融資本があった。近衛は自殺したが毒殺説がある。東京裁判でコミンテルンの暗躍について近衛に証言させないために口封じに殺した説が述べられている。ルーズベルトも若くして亡くなっている。

国際金融資本は戦争によってボロ儲けしている。その手法は謀略によって国家間の対立を作り、戦争を起こして、武器輸出や戦時国債で利益を上げるというもの。国家に謀略を仕掛ける機関がコミンテルン。

現在も国際金融資本によって戦争が仕掛けられている。メディアによって全地球人がコントロールされ、世論が形成されている。そしてバックにいるユダヤ金融資本はメディアに登場しないように工作しており、彼らのビジネスが民主政治によって法規制されないようにしている。

昨今の国際金融資本のやり口は感染症ビジネス。大した事ない風邪のウィルスをさも危険な感染症としてメディアで煽ってワクチンを買わせて大儲けという図式。
エイズは実はウィルス性かどうかあやしい。薬をやっている人たちの間で生じた免疫不全性という説がある。他には子宮頚癌ワクチン。

狂犬病予防接種はこの類ではないのか?より発生の危険性が高いと思われる台湾ではとっくにやっていない。狂犬病は撲滅されたのではないのか。いざという時ワクチンを用いないといけないので作りつづける必要があると保健所は言っているが一定量のワクチンを作って保存していれば良いのであって、犬に打つ必要ないのじゃないか?

侵食されにくい国家は独裁政権とか王制。侵食しやすい国家は民主制ということか。
民主制によって国内の政治で暗殺が少なくなるが、思想洗脳は容易になるということか。