7 Jul 2019

読書感想文 誰も教えてくれない真実の世界史講議中世編 倉山満

"自分の都合の悪いことには言い訳をして、その言い訳を信じない人間は殺すというのが当時のカトリックの手口でした"

現代のカトリック信者もおかしい。自分の決断の責任を自分で負わなかったり、数や感情的に強迫したり、知的とは言えない。特に音楽家が他者に教える厳しい手法はイジメ、いたぶりである。

僕は西洋音楽を学んだが、彼らのゆがんだ権威はゴミとしか思えない。西洋音楽の科学のエッセンスを抜き出して、彼らの権威を一掃すべきと思う。
古楽は絶えた音楽で、楽譜、文献資料と楽器から想像して作り上げるしかない。その分野の先人がいるが、いい加減な腕前と研究者としての未熟な能力から科学的姿勢に至っていないものの方が多い。また半端者どもが中途半端なレベルを共有して優れた者の足を引っ張る。
つまり、権威主義者に習うより自身で研究した方がよっぽどマシなのだ。

引用
''プロテスタントは「人間に自由意思などない」と主張しているのです。単なる金権政治打破ではなく、極めて宗教原理義的な危険な思想です。''

カソリックもひどかったがプロテスタントもひどい。外国人は宗教にたよらないで自律的に科学的に考えられないのか?
僕は科学された西洋音楽をキリスト教からひきはがし誰もが楽しめるようにしたいと思う。ついでにキリスト教の奴らや大学の権威でコンクールや市場を握っているのはつぶすべきと思う。

引用
"結果は手段を正当化する"
"目的は手段を正当化する"

先のはマキャべリの語録として、後者はイエズス会の方針として書かれている。
"目的が正しければどんな手段も正しい"のは自分で考えて判断していない。科学的思考プロセスが停止している。こういう状態に陥いらないように人間関係を整理し、情報をカットし、学問を学んで、プライドを徹底して排除し、科学的判断ができる状態を確保するのは人間の義務ではないか。それを妨げる者達を遠ざけることによって彼らがそれに気付き自制することを学ぶばないと知恵を発輝する者の足を引張っていることになる。

結果を出すのは当然だ。そこに原因と結果の法則があり、正しく条件がそろえられていれば、再現する。つまり科学的手法だということだ。この科学的手法に慣れ新しみ、自分の中に、自分の身体を通して科学を体現するように学び、訓練を積むのは重要且つ基礎と思う。残念ながらこれができている人は少ない。年だけとって威張っていて、若い科学の体現者の足を引張る者は社会の改善を妨げている。


中世編も宗教のおかげで科学性が発展せず後退していたように見える。宗教の悪い機能も歴史から学べることではないか。特にキリスト教とイスラム教は廃すべきなのではないかと思う。ローマ教皇など話にならない。
大陸の殺し合いとキリスト教による文明の後退の歴史から見れば、日本は大陸と関わらなかったからマシだったように見える。しかしながら充分理性的だったとは言えない。
このところ経済の本も読んでいる。経済をよく運営すれば、国民は合理的判断力を持つらしい。エリートを採用しても経済政策で失敗してしまう。
教育は改善の余地が多分にあると思う。

倉山満氏の本で短時間で歴史を学べた。高校世界史はバカバカしくてやる気なかった。教育はおかしい。腐っているとしか思えない。バカ国民が主権者だからバカ教員が採用されてしまうのは当然だ。どうしたら改善できるか?