3 Jul 2019

伝統音楽を絶つ。

科学的に不充分にしか研究されていないローカルな神楽音楽を伝統だからといって不合理や儒教精神をそのままに受け継ぐのは間違っていると思う。特にここでは地元の獅子舞について言っているが僕は4流派の内の1つをほぼ完全に採譜し、分柝した。その成果はフリーで公開してある。
現実には子供不足で笛の吹き手がおらず僕の参加が望まれている。しかし僕はそこまで手をかさない。
僕はあくまで研究者であって、あらゆる宗教に肩入れはしない。地元の獅子舞は地元の人々に開かれたものでない地域もあり、僕の研究した地域はまさにそれなので手をかさないのだ。
また彼らは最低限の音楽の基礎を自力で修得しようともしない。それでは手がかかってどうしようもない。又地元の音楽家の助けも得られないほど質が悪い。こんな人達には伝承文化はまかせられない。
そういう理由で僕はここ数年研究した地域の獅子舞の復活には手をかさないことにした。
自ら学ぼうとしない者に手をかすことはない。