1 Jan 2022

雅楽の古譜を読む:神降歌

 ”かみおろしうた”

巫女に神を憑依させるための歌と思われる。


まだ歌詞が解読できていない。興味をひいた点は天津神国津神の読み方。

”てつかみ ちつかみ”と読まないと旋律に合わない。普通は”あまつかみ”くにつかみ”。


神楽歌というのが宮廷で演奏される。それとは別に大和歌というのがあって古くからある歌舞らしい。770には演奏されていたらしい。


天津神というのは外来から大陸か朝鮮半島からきた勢力のことだと思うのだが、古代の男の髪型に総角(あげまき)というのがある。やまとたけるとか大国主とかの髪型。

古代の日本、朝鮮半島の直轄領の任那から”つぬがあるひと”が来朝したことがある。これは”角がある人”のこと。この場合は男だと思うが、極東の少数民族には角があるような髪型をしている民族がいる。それがミャオ族。


ミャオ族にも複数あって、銀で角を作って頭に飾るのとか、大きなカツラをつけるのとか。古代は男もやっていたのではないか?こういう少数民族が古代の日本にやってきて、大陸の方が技術があったから日本の地方に小国を作って暮らしていくことができたのではないか。