6 Feb 2021

雅楽の古譜を読む:賀殿 壱越調

 Youtubeに幾つか動画がある。

まず現代の雅楽をと思って検索したら天理教の団体の演奏があった。天理教は神道系の宗教で雅楽に熱心。しかし三重県四日市の天理教の浅井氏とはずっと以前に口論の末掴みかかられたので関節技で対抗したが、一方的にこちらが悪いという態度を変えないおかしな態度を崩さなかった。本性は非常に高圧的な性格らしかった。というわけで天理教の動画はパス。

天理教も現代の雅楽のスタイルで演奏しているので明治以降の国民を洗脳する雅楽に沿っている。


京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターの演奏で現代のスタイルの賀殿急
舞いがついていないのでテンポは速い。これでも急だというのだからテンポ設定が根本的におかしいのが現代の雅楽。曲の半分までしか演奏していない。

箏はメロディーを弾いていないところが古譜と全く異なる。これで1000年以上雅楽の演奏を続けていると言うわけだ。古譜では総てのパートがメロディーを弾いている。

同センターの古譜にのっとったスタイル。
4回繰り返している。だからテンポはかなり速いはずだが、これでも遅いと思う。2倍速で再生してみるとずっと楽しめるし、楽章の"急"の感じがある。

この研究センターは笛が下手過ぎるのが問題。管理者に自覚はないらしい。付ける薬がない状態。

この動画の2倍速再生よりも速いのが僕の音源動画の演奏。11:46から。
同じ旋律を演奏しているのがわかると思う。先の研究センターの演奏は古譜にのっとていて正しいと思う。しかし曲本来の良さを引き出すにはテンポの設定がまだ遅すぎると思う。演奏技術の拙さから音楽性が充分育っていない結果だろう。実力が伴わない頭でっかちというところか。

これら雅楽の楽器の演奏のできない僕はDTMでやっている。演奏技術の無さに振り回されないためだ。実演で再現すると練習するのに時間かかって仕方がない。現在の技術を使えばこんな程度の仕事なんて一人でやっても数年で片付くはず。能無しにお金が廻っていくのはおかしいと思う。