25 Jul 2023

読書感想文:太平洋戦争の大嘘

国際政治学者:藤井厳喜氏の著作。
江戸末期から戦後までの日米関係について分かり易く書かれている。戦後に教育、メディアで流布されている歴史とは異っている。

日米関係が元々は悪くなかったこと。
フランクリン・ルーズベルトが共産主義者で、日本を追い詰めて戦争させたこと。
日本側から和平案が出されても無条件降伏を要求して戦争が継続されたこと。
原爆を使わなくても米は勝っていたこと。
原爆は国際法上違法な大量虐殺だったこと。
ソ連に和平の中介を求めたが、ソ連は英米と通じていて、中价に応じなかったこと。

フーヴァー元大統領が書いた書籍が50年の時を経て出版された。その中から日本に関係ある個所が抜枠されている。戦争時の事実、現在知られる歴史の嘘が分かってきた。

日米は共に共産主義の中国と戦うべきと結ばれている。

陸軍の中に戦後に社会主義革命を起こそうとしている人達が居て、近衛上奏文でそれを阻止しようとしていたらしい。
林千勝氏の著作では、近衛も共産主義者を使って日本を戦争に追い込んでいたが、社会主義革命ではなく自身が統治する団体主義を考えていたらしく、共産主義者に裏切られて、殺された。

共産主義はユダヤ系国際金融資本が資金を出し、その親族のマルクスが英国で骨子を完成させ、共産主義国家を暴力革命によって樹立し、民主主義国家と対立させ、戦争させ、武器を売って稼ぐというマッチポンプ式の構造が作られた。共産主義では経済が発展しないので、東西冷戦後の東欧が西側よりはるかにおとっていたことが露見した。
中国は90年代から開放市場経済になり、急速に発展した。米は中国の市場の利権が欲しくて日本と戦争したが、中国が共産主義になったため、それを穫得できなかった。

共産主義の大国中国は、霸権国家になろうとあらゆる手段で他国を侵略している。米中は深刻な対立状態にあり、米の将軍は2025に戦争になると予想している。

米国全体が悪いのではなく、共産主義者たちが問題。米の場合、民主党。1950年代に左傾化がひどくなり、赤狩りが行われた。

LGBT法案は自民内で賛否が割れていたにも関わらず、首相によって強硬に主導された。この法案は左翼的なもので、首相が民主的でなく、強硬に推進したところが最早左傾化していると言える。日本も赤狩りすべきか。