28 Jul 2024

足見田神社

 神社検索より


《主》志那都比古命,志那都比売命 -> 風の神

瀬織津比咩命 -> 清め祓いの神 記紀には登場しない。

《合》宇加之御魂神 -> 稲荷信仰

大穴牟遅命 -> 蔵王権現

神日本磐余毘古命 -> 神武天皇 磐余神社有り。この信仰か?

品陀和気命 -> 八幡信仰 八幡神、八幡大菩薩

大日霊命 -> 天照 伊勢神宮内宮 神明宮

天児屋根命 -> 中臣氏、藤原氏の祖神 春日信仰

大山祇命 -> 山の神 修験道 or 山王神道(比叡山系統)?

武御名方命 -> 諏訪信仰

須佐之男命,素盞烏命 -> 牛頭天王 神仏分離令により変更された。

加具土命 -> 秋葉大権現or愛若大権現 神仏分離令により変更された。

天目一箇命 -> 製鉄、鍛冶の神

天白羽命 -> 天白信仰

天穂日命 -> 八王子の1人

五男三女神 -> 八王子 神仏分離令により牛頭天王の8王子が天照とスサノオの誓約による五男三女神に置き換えられた。

別雷命 -> 賀茂県主氏の祖神:賀茂別雷命 母は玉依姫


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足見田神社の南側にお祀りされていた《諏訪社》という小さな神社で、1720年頃、礼おどりを奉納したのをきっかけに『諏訪おどり』が始まった

諏訪社が明治に入って足見田神社に合祀
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茅の輪くぐりは蘇民将来の信仰(牛頭天王)と共に来たか。

天白信仰 (Wikipedia: 天白信仰より)
本州のほぼ東半分にみられる民間信仰。長野県・静岡県を中心とし、三重県の南勢・志摩地方を南限、岩手県を北限として広がっている。

信仰の対象・内容が星神・水神・安産祈願など多岐にわたるが、天白信仰の出自については決め手がない。

賀茂県主氏(Wikipedia: 賀茂県主氏)
代々賀茂神社に奉斎し、山城国葛野郡・愛宕郡を支配した。また、賀茂県主は同じ山城国を本拠とする秦氏(國主支族など)との関係が深いとされる。

秋葉権現(Wikipedia: 秋葉権現)
秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神。火防の霊験で広く知られ、近世期に全国に分社が勧請され秋葉講と呼ばれる講社が結成された。

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古代において支配者層の部族それぞれが信仰していた先祖崇拝と、祓い清めの呪術である鬼道が混ざって原始道教となった。各部族毎に神宝や祭、儀式のやり方が異なっていた。

天武天皇は、各部族に伝わる逸話を統合して古事記、日本書紀を作成し、日本神話としてまとめた。これによって各部族単位でまとまっていた原始道教信仰を国家神道にまとめた。神宝や式典のやり方を当時成立していた道教をベースにして統一した。

各部族の信仰は神道に統合されたが、それぞれに御師が活動し、信仰を広め、勧請させた。勧請させた数は、神道内での地位に影響があったのではないか。
浄土真宗では檀家の数が多いほど地位が上がる。

明治になり、諸外国から宗教の自由化が強制された。開国後、キリスト教の布教拡大、共産党の思想洗脳が広まり、反国家的勢力の拡大が危ぶまれた。法律では宗教を自由化したまま国家神道を樹立し、全国民を国家神道に取り込んで、対抗した。この政策が神仏分離令であり、平安後期から神仏習合でやってきた状態から仏教を分離するため、仏教系の神々を神道の神々に置き換え、祭神名と社名を変更させた。地域の大小の祠(八王子社や牛頭天王社、大梵天王社などの仏教系、天神、住吉など神道系、天白など系統不明のもの)を神道の神社に合祀して、それら全ての信者を神道の信者とした。

合祀された小社は大正から昭和に神道系の神社として分祀されたものがある。