祭神は明治の神仏分離令で変更されたものがある。四日市市内の神社に見られるものを書き出す。
- 秋葉権現:三尺坊大権現(さんしゃくぼう) → 火之迦具土大神(かぐつち)
- 越知大権現 → イザナギ
- 金毘羅大権現 → 大物主
- 愛宕権現 → 愛宕大神(あたごおおかみ)
- 祇園社:(牛頭天王) → スサノオ
- 八王子 牛頭天王の八王子又は山王権現 → 五男三女神
- 富士権現 → (主)木花之佐久夜毘売命、瓊瓊杵、大山祇神 近世以降らしい。
- 蔵王権現→ 大己貴命、少彦名命、国常立尊、安閑天皇(広国押建金日命)、金山毘古命
神社の合祀によって、神道の諸流をまとめたらしい。八幡神は奈良、平安時代から八幡大菩薩、応仁天皇と習合していた。これを国家神道にまとめたか。