”みのやま”
催馬楽は一度は演奏されなくなり、伝承が途絶えたが、江戸時代初めに数曲が復興された。
現在は明治になって雅楽が一般庶民も習えるようになった折に編曲されたもの(明治選定譜)を演奏している。
1970年代英国の音楽学者Dr. Pickenによって日本に現存する雅楽の古譜に古代中華帝国唐の宴会の曲が残っていることが発見された。そして現代の雅楽が演奏されるテンポは元の4倍から12倍遅いことがわかった。
このことは唐楽以外の雅楽曲、右方楽についても同様だった。催馬楽はまだ調査を始めたばかりだが、古譜にある曲は現在演奏されている曲とは全く違う。良くアレンジされているのではなくて全く異なるものになっている。むしろ西洋音楽を真似して劣化している。
他にも中華系の演奏家が古琴で”みのやま”を弾いている動画があるが、全く異なる曲になっている。仁智要録に基づいているらしいが、だったら僕の読譜と何故そんなに違うのか?
一般聴衆を洗脳しようとしているとしか思えない。何という社会悪だろう。当然これは保守派、旧家族、皇族、旧皇族、神道家、彼らを支持する士族の仕業だろう。これは国民を洗脳して支配階級の社会での優位さを守ろうとしているこの洗脳手段が明治からずっと続いているわけだ。宮内庁雅楽部は国家機関なので、国家規模で行われている日本の洗脳支配の一つだと言える。
逆に考えれば、無能な国民に政治の主導権を渡して支配階級が壊されないようにするための洗脳支配なのだろうか。一般大衆が無能であることには同意するが、国民主権の今、これやってたらダメでしょ。国民には真実を知らせないと正しく判断できないでしょ。科学的思考が育たないでしょ。
篳篥の譜には”備前悠紀風俗”と書かれている。雅楽の器楽曲には”悠紀の作物”という曲がある。その悠紀さんによるものだろうか?
歌譜からはフレーズの長さをしることができるが音程はわからない。歌の音程は器楽曲の譜に添え書きしてある歌詞から取って作っている。
この歌は現代の民謡につながっていくように聞こえる。