29 Aug 2025

名古屋市に神戸節について問い合わせのメールを送った。

 2025/08/29 昼の12:03頃
名古屋市のweb siteの市指定文化財のページから問い合わせを送った。

内容は名古屋市市指定 無形文化財の神戸節について。

上記web siteでは神戸節を見つけられなかった。どうなったのだろうか?


2025/09/01 19:37返事が来ていた。

要約した。

#####################################################

文化財叢書第14号 名古屋市指定文化財目録』(1958出版 国会図書館デジタルコレクション 91コマ)に記載がある。ここには書かれていないが「昭和30(1955)年11月10日付で無形文化財として名古屋市の指定を受けた」とのこと。

名古屋の史跡と文化財』(1970出版 国会図書館デジタルコレクション 194コマ)にも神戸節の記載があるので、この時点でも名古屋市指定無形文化財だった。

当時は「名古屋市文化財指定並びに保存費助成要綱」という要綱に則って文化財指定が行われていたが、昭和47(1972)年に名古屋市文化財保護条例が制定されたことに伴い同要綱は廃止され、同要綱に基づく指定はすべてリセットされた。

なお、補助金の交付については、記録が残っていないため不明。

####################################################

1972年に名古屋市文化財保護条例が制定されたことによって、文化財指定から外れたのかは言及されていなかった。

名古屋の史跡と文化財 新訂版』(1990出版 国会図書館デジタルコレクション 186コマ)の無形文化財の項目には神戸節は無い。

24 Aug 2025

Puppy Linux Fossapup PDFのバージョンを下げる

 セブンでプリントしようとしたら、原稿サイズが非対応と表示されて印刷できなかった。

PDFのバージョンは1.7でファイルサイズは12MBだった。

Puppy Linux fossapupには元々qpdfが入っているようだが、コマンドが見つからないので、パッケージマネージャーでqpdfだけauto installしたら使えるようになった。

コマンドは下の一発だけ。


PDFのバージョンを変えたい

# qpdf --force-version=1.6 in.pdf out.pdf


pdftkで印刷する箇所だけ抜き出せばファイルサイズを小さくできる。上記でバージョンを下げるまではpdftkで予期せぬエラーがでて抽出できなかった。

分割したPDFでもプリントできなかった。またプリントできたPDFにはバージョンが1.7のものもあった。Wifiやネットプリントで無い場合、ファイルの容量制限がないらしい。

PDFからjpgで変換して、画像のプロパティを見てみると「5168x3761」ピクセルだった。

A3に適するのは300dpiの時、3508×4961ピクセル。

これが原因ではないか?試しに画像のサイズをピクセルで半分にしたところプリンとできた。


imagemagickをインストールした。画像を統合してPDFにするために設定ファイルを編集する。

参照サイト


/etc/policy.xmlの末尾辺りの

<policy domain="coder" rights="none" pattern="PDF" />

の"none"を"read/write"に変更する。

<policy domain="coder" rights="read/write" pattern="PDF" />


次にフォルダ内のjpegファイルをpdfにまとめるために、使用するメモリ量を増やす。

<policy domain="resource" name="memory" value="256MiB"/>

"256MiB"を"2GiB"に変更する。

<policy domain="resource" name="memory" value="2GiB"/>


PDFファイルから画像を抽出し、リサイズしてからPDFにまとめ上げるシェルスクリプトを書いた。



23 Aug 2025

名古屋市蓬左文庫の神戸節附潮来

 名古屋市蓬左文庫所蔵の以下の史料

  • 「神戸節附潮来」(請求番号:尾19 -229- - - -
  • 「神戸節」(請求番号:尾19 -230- - - -
は同一の史料の様に見える。
前者の末尾のページに「神戸節付イタコ ◯八景◯◯◯◯」と書かれている。後者にはこれが無い。
後者には別に表紙が付いており、「撮影 株式会社光楽堂 平成5年12月」、「国文学研究資料館」等書かれている。
見易い史料は前者である。

同一の史料なら1方だけで良かったのだが。

21 Aug 2025

画像として読み込まれているPDFからテキストを抜き出す

 PDF24 ToolsのPDF OCR

これでOCRでテキスト化できる。しかしPDFにしか出力できない。

出力されたPDFを次のオンラインツールでTxtに変換する。

PDF24 ToolsのConvert PDF to


できたTxtはAI chatに読み込ませて翻訳とかできる。

19 Aug 2025

PCの起動時にロゴ画面から進まない

 Puppy linuxを導入しているDell Optiplex7010が、起動時のロゴ画面から進まなくなった。

電源ボタンを長押しして強制終了させ、コンセントを抜いて、電源ボタンを20秒程押した後、コンセントを刺して起動ボタンを押したらあっさり起動した。

Biosのバージョンを調べようと再起動していたら、またロゴ画面から進まなくなった。上記と同じ対処で起動した。


多分内蔵コイン電池の消耗。Optiplex7010は、CR2032を積んでいる。電池交換しておいた。

交換後の起動は上手くいかず、optionで設定画面へ進行するか、on board diagnosticsを実行するか聞かれた。on board diagnosticsを選択したら、再起動した。

18 Aug 2025

名古屋市蓬左文庫の遠隔複写料金

江戸時代の書物のコピーを名古屋市蓬左文庫にe-mailで申し込んだ。

折り返して複写申込書とコマ数表(料金明細表)が届いた。

##########################################

複写料金は1枚30円。今回は13枚なので390円。

返送用送料が250円。

##########################################

現金書留封筒が21円。送料が590円。


地方の図書館の資料を遠隔コピーする時は、郵便払込の後払いなので料金はもっと安い。払込みをしない人が多いのだろうか?


国会図書館の資料をPDFコピーして送ってもらった時は資料毎に保証金500円かかっていた。これよりは紙に複写して送ってもらう方が安上がりなのではと思った。国会図書館も郵便払込の後払い。


国文学資料館も遠隔コピーをしている。

1コマ35円

個人で直接申し込みできるが、支払いは現金書留。


図書館相互協力によって、公共図書館を通して資料の貸出ができるらしい。

地元の公共図書館がこれが可能かわからない。複写料金は図書館を通じて支払う。

######################################################

経過

8/15 9:03 資料の遠隔コピーサービスをemailで申し込み

8/16 その返信として申込書等を受け取る。

8/18 現金書留で申込書と料金、返信用切手を送付

8/19 上記を受け取ったことを知らせるemailをもらう。

8/23 頼んでいた資料が到着。

######################################################

15 Aug 2025

古態都々逸

 都々逸は神戸節から生まれたらしい。古態都々逸というものが復元されている。


概要欄に復元の経緯が書かれているが、「珍書愚書」(尾崎久弥著 p.209-212)にも書かれている。

昭和13(1938)年頃「我獨口傳覚帳」というタイトルの古書を入手し、明治の富豪鹿島清兵衛の甥の鹿島大治氏(東大出の農学士で、宮蘭節などに堪能)にこれを見せ、復原を依頼した。昭和28(1953)年頃出来上がり、録音して、昭和30(1955)年10月1日付けで、名古屋市指定、無形文化財となった。

動画の概要蘭にある名古屋国風音楽研究所は、1893年に全国的組織の国風音楽講習所の名古屋支部として発足した財団法人国風音楽会のことか。

「珍書愚書」には「我獨口傳覚帳」の写真が載せられており、著者による翻刻がされている。これが「神戸節附潮来」なのだろうか?

日本近代歌謡の実証的研究の第九章 都々逸の江戸移入期(西澤爽著 p.573)では、これが「神戸節付潮来」と推定している。

復原過程を記した論文等は存在しない様である。